放浪オートマタ/クロスカブ

WandeR:Automata/CrossCub

1人と原付でベトナム縦断②

ベトナム2日目。

ハノイのゲストハウス「はっぴーはうす」で目が覚めた。

腕時計を見ると7時すぎだった。8時にレンタルバイクを引き取ることになっていたしベッドから出る。

昨晩はベッドに潜り込んでからも道路からクラクションが聞こえ続けて、なかなか寝れなかったが、朝はとても静かだった。

まだ他のゲストが寝ている中、静かに準備を完了した。

ベトナム初バイクだから早めに出発したかったけど、日本人以外は時間にルーズだろうと思って、8時15分ぐらいに店に着いた。

しかし店が開いていなくて、「ほんとテキトーなんだなハハハ」と思いつつ、宿に戻る。


そして気づいた、時差という概念に。(遅


そういえばベトナムは日本時間より2時間戻るのを忘れてた。

そもそも腕時計を合わせていなかった。

7時に起きたと思っていたのが実は5時で、8時を過ぎても開店してないのではなくて、まだ6時過ぎたぐらいだった。

仕方ないので宿でスマホをいじって時間を潰す。当時のツイートがこれ。

掃除を始めたヘルパーのおじいちゃんと話したり、他のゲストも起きて出発したり。

だらだら時間を潰してやっと本当に8時になったから、再度、バイク店へ行く。

店員にどう話しかけたらいいかわからないので、シンチャオ(こんにちは)って挨拶した後で、昨日スマホで撮った契約書を見せる。


言葉など不要!!!





昨日会った店員とは言え、俺を覚えていたのかわからないけど、言いたいことは理解してくれたようで、バイクを準備し始める。

おしゃべり(ただし何言ってるか不明)な店員兄ちゃんがウェーブαちゃんに謎の鉄棒をくくり付けだした。




…? あ、これキャリアだわ!!!



すごい。ゴムひもでくくりつけるだけのスーパー簡易キャリアだったw

日本のバイク乗りとしては、これで長距離ツーするなんて信じられないぐらいテキトー。

一応、キャリアが無くてもシート後部にバッグを積載できるようにショックコードは持ってきてあった。

もちろんキャリアがあれば便利。でも途中でキャリアごと落下しそうでとても不安w

そんな不安はよそに、おしゃべり兄ちゃんが燃料計を指さして何か話し出した。めっちゃ笑顔だけど何言ってるかわからん。

何言ってるかわからないけど、「ガソリン満タンだからな」ってことだと勝手に理解しておいた。

「オーケー」を連呼する俺。

次はエンジン始動やシフトチェンジのやり方を教えてくれる。

見た目はスクーター、中身はスーパーカブ!だから操縦には一切の不安は無い。

兄ちゃんは次にヘルメットを持ってきたが、シールドが無かったので、「プリーズ」って言いながらシールドを上げ下げするジェスチャーをしたら、シールド付きに変えてくれた。

すげえ、こんなテキトーで通じるもんなのね。

命を守るヘルメットだけど、持つと不安になるぐらい軽くて貧弱なのがすぐわかった…。

日本で使ってるショーエイのJフォースより圧倒的に軽い。あの軽量メットより軽いとか絶対おかしい。

普段バイクに乗らない人ならそんなに違和感は無いんだろうけど、乗ってる人からしたら怖すぎた。

でも他に無いんだし、仕方ない。

正規ディーラーでも無い限り、ちゃんとしたメットは売ってなさそうだし、それを訪ねる会話力が無いので諦める。



とにかく、準備が完了してエンジン始動。ボボボボボボボ、と聞き慣れた排気音。

共に日本一周を成し遂げた愛車の姉妹機。この子とならベトナムを走りきれる気がした。

別に誰かが見送ってくれるわけでもないので、スーっと出発する。

とりあえず、ハノイ旧市街を出てアジアハイウェイ、略称「AH1」に合流しなければいけない。

グーグルマップで道を確認しつつ、AH1を目指す。

ハノイから、2日目の目的地であるニンビンの街まで、約100km。名古屋から琵琶湖まで走るぐらいの距離だった。

ウェーブαはクロスカブと同じ110ccだから加速も減速も似たようなものだと思ったけど、フロントブレーキが全然効かなくて減速しづらい。

リヤブレーキ多めで、エンジンブレーキに頼ることにした。

日本ならこんな整備はクレームだけど、走ってくれてるのでそのまま進む。

旧市街はまだマシだったけど、大きい道路に出ると交通量が多いからもうすごかった!


怖ぇえええええええええええええええええええええええええ


道路に人権が無い!


歩行者優先なんて優しい考えは存在しない。

「大きくて速い車が強いんだから優先だよ、当たり前だろ」、と真顔で言われている気がした。

水曜どうでしょう班の気持ちがとてもよくわかった。日本人なら「ちょちょちょちょちょっ(汗」ってなるに決まってる。

原付も車も横スレスレで追い抜いていく。

自転車も歩行者もどれだけ車が走っていても道路を横断してくる。というかどの車も止まらないから横断するしかないんだ。

信号待ちでは原付と原付の隙間に原付が入り込んできて、停止線付近はもうぎゅうぎゅう詰めw

日本で例えるなら、4、5台の原付が1車線に横並びする感じ。

信号にはあと何秒で信号が切り替わるかの電光表示があるんだけど、青信号に変わる3秒前くらいには発進しないと、クラクションを鳴らされる。

なぜだ!まだ赤信号なんですけど!

日本と逆の右側通行なのにはすぐ慣れた。というかその程度サッサと慣れないと話にならない。

ただし赤信号でも右折OKだから、青信号でも油断できないw

高速バスはクラクション鳴らしまくって原付を押しのけて突っ走っていく…。

生き残りたい♪生き残りたい♪まだ生きていたくなる~♪

脳内でマクロスFの「ライオン」がループ再生されていた…。




なんとかアジアハイウェイ、AH1に合流。

交通量の多い道では写真を撮るために端に寄るのさえ怖くて、ちょっと慣れて交通量が減った頃にやっと撮れた。

DSC_8790~2

ここだと交通地獄の怖さが伝わらないけど…。

AH1の青看板はわかりやすい。

日本と同じように行き先を示す青看板には、街の名前と方向が表示されていることが多い。

ベトナム文字は、フランスの植民地化以降に普及したローマ字表記に、補助記号が付いているだけだから、とりあえず読める。

例えばホーチミンは「 Hồ Chí Minh 」。

街の名前さえ覚えていれば、その矢印の方向へ進めば良い。

そういう点だけ考えるなら、ベトナムを走るのは簡単かもしれない。




しばらく走ってわかったけど、どうやら車線の区分も日本と逆で、一番左側の車線が車用の追い越し車線、右側が原付。遅い車両ほど右側を走るルールらしい。







だからと言って右側が安全かと言えば、別にそうでもないw

なぜならウィンカー出し逆走が合法なので、逆走する原付は自分から見て右端を走ってくるから。

路側帯みたいな白線があるけど、みんな自由に走ってるので、線の内側が何なのかは不明。

速度制限はわからないけど、60と書かれた看板をよく見たから大体60km制限っぽい。

とにかくベトナムのルールがわからないから、周りを観察してそれに合わせるしかない。

「郷に入らば郷に従え」ということわざがあるけど、あれは例えでも何でもなくて、自分の命を守るためのものだと理解した。

道路は舗装されているが、埃っぽいからマスクを日本から持ち込んで正解だった。

ベトナム人でも運転中にマスクしてる人はたくさんいる。

とにかく自分の常識が一切通じないことを痛感しながら走り続けた。

ちなみに、上の写真でスマホホルダーが取り付けてあるのがわかると思う。でも輪ゴムで止める方式なので怖すぎて使えなかった。

ほんと無茶苦茶w



1時間以上走ってそろそろガソリンが減ったかなと思って燃料計を確認。まだ針は満タンを差している。さすがカブ系、低燃費!

その後30分ぐらい走っても針が動かない。

あ、壊れてるわコレ!

出発前の店員の兄ちゃんの燃料計確認は何だったのか…。あいつめっちゃ良い笑顔だったのに!


ガソリンスタンドを探しながら走ることにする。給油関係のことは日本にいる時に調べておいた。

ガソリンスタンドの外観は日本と同じなのですぐわかる。

なかでもベトナム国営石油会社ペトロリミックスが特にわかりやすい。青地にオレンジ色のPマーク。

ベトナムではガソリンスタンドでスマホを使うのは厳禁。中国製が爆発しまくったせいだ。

だから写真が無い…。

日本と同じようにガソリンだけでなく軽油とかも給油できるから間違えないように、Xăng(サン。ベトナム語でガソリン)と書いてある給油機の前へ。

「Xăng RON」のRONはオクタン価の事。以前はレギュラーとハイオクがあったらしいが今はハイオクしかないらしい。

給油機の前に止めると店員が来るので、シートを開けて燃料タンクの蓋を…、と思ったけど積んでいるザックが邪魔なので、ショックコードごとザックを持ち上げ傾けて、シートを開く。

やっぱりショックコードで積載して正解だった。いちいちザックを下ろしてたら大変だ。

店員には、đầy(ダイ)と伝える。ベトナム語で「いっぱい」、つまり満タン。

給油機のメーターにTỔNG SỐと書いてあるのが合計金額。2万ドンぐらい給油した。

2万ドンは約100円。安いw


燃料計が壊れてるウェーブαちゃんはもちろん走行距離メーターも無いから、走った時間で残燃料を計算するしかない。

G-SHOCK持ってて良かった!

αちゃんの燃料タンクは約3L、整備やオイルが悪いことを加味して燃費はリッター50kmぐらいとして、連続巡航150kmと推測。

時速50~60kmで走ってるから、ガソリンスタンドが見つからない場合を想定して、2時間走ったら絶対給油することにした。




交通事情にビクビクしつつも、街の中でなければ車両人口が過密にならないからまだ走りやすい。

ベトナム北部の乾季は涼しいくらいだし、気温的にはとてもツーリング日和。

とか油断すると轢かれるか誰かを轢くので注意しながら、ひたすら走った。



ハノイから南に約100km。ニンビンの街に着いた。

Bookingドットコムで予約したホテル、「Lam Dat Hotel」を見つけてとりあえず目の前に駐車する。

ホテルと言ってもミニホテルというか安ホテル。

中からお姉さんが現れた。ベトナム語指さし会話帳を見せつつ、予約してきたと伝える。同時にBookingと伝える。

受付カウンターへ案内されて、色々聞かれるが何言ってるかわからない。

このお姉さんは英語ができるっぽかったけど、俺は英語もわからない!

お姉さんが宿泊者のリストを見せてきて、自分の名前があったので「あ、これこれ!○○です!」って感じで伝える。

また何か言われるが、わからない…。

頑張って聞いてみたら「パスポート」っぽく聞こえたのでオウム返ししたら合っていた。

パスポートを渡したらスマホで写真を撮って返却された。そういうことか~。

ベトナムで宿に泊まる手順がわかった。

原付をホテルのロビー内まで入れるように言われた。さらにハンドルロックはしないようにも言われた。

Bookingドットコムに書いてあった「駐車場有り」って、そういうことか~。あともう1台原付駐まってるし。




2階の部屋へ案内される。

日の差す窓は無いけど、ユニットバスで、無料Wifiがついて一泊1000円くらい。安い!すごい!

日本で貧乏旅してたから余計すごく感じる。




もう14時過ぎなのに昼飯を食べてなかったから、ホテルの1階の食堂へ。

メニューにはベトナム語だけでなく運良く英語も書かれていたから、ヌードルを頼んだらフォーが来た。




人生初・フォー。香草が強くて日本には無い味だったけど全然食べれる。美味しい。

部屋でちょっと休んでから、ニンビンの郊外へαちゃんと出掛けた。

ニンビンのすぐ近くに世界遺産チャンアン複合景観がある。

「陸のハロン湾」と言われる、洞窟と川と山の絶景らしい。

しかし駐車場まで行ったところで心が折れた。ハノイ並みに原付と車が多くてめちゃくちゃだった。

ベトナムを走った初日で疲れてたし、近くをぶらぶら走るだけで良いや、と諦めた。よく言えば、柔軟な対応。悪く言えばヘタレ。








まぁ、天気がいまいちだから、見たとしても最高の景色は見れなかっただろうと言い訳しながらホテルへ帰った。




晩ご飯はまたホテルの食堂。メニューに英語で野菜炒め的なことが書いてあったからそれを頼んだ。


茹でたホウレン草?だけが出てきたあああああ





俺が求めていたのは日本的な野菜炒めなんだ!ほうれん草オンリーとか地獄だ…。

この写真を撮ったのが半分ぐらい食ったとき。

味はほうれん草の味しかしない。最後はもう気持ち悪かったけど、残すのは失礼だし頑張って食った…。

量が多くて他のものは食えなかった…。言葉わからないのつらい。



ホテルのお姉さんとちょっと話したというか意思を疎通した(白目) オーナーの嫁なのか娘なのかよくわからない。

中国人か韓国人かって聞かれたけど、日本人だって答えたら何だか嬉しそうにしてた。

どうやら彼女の姉が東京に住んでるらしく、お姉さんのスマホのLINEでテレビ電話することになった。

お姉さんのお姉さんは日本語が上手で、東京でベトナム料理店を開くつもりらしかった。

ベトナムの人って思ってたより気さくで話しやすいんだなあ、ただ単に言葉がわからないから壁を作ってしまうだけなんだ、と実感した。




縦断2日目は全てが初体験で、運転してるだけで精神力使うから、疲れてしまって写真が少ないのが悔しい。

とても濃い一日だった。





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原付ベトナム縦断ひとり旅 回想①

以前、ベトナム縦断計画の記事書きましたが、無事に縦断達成しました!

なので、旅の回想をしようと思い、この記事を作りました。

旅の期間は18日間。2019年3月初めから、ベトナムを走っていました。

それでは、1日目から回想していこうと思います。

質問とかあれば記事の一番下のコメント欄に書き込んで下さい。ツイッターでリプしてくれても良いです。



______________________________

1日目。

早朝にアパートを出発し、中部国際空港セントレアへ向かう。

電車に揺られながら、(本当にベトナム行く気か俺…)と緊張してた。

もちろん楽しみもあったけど、不安も大きかった。

海外旅行は未成年の頃に家族と行っただけで当然全て親任せだったから、気持ちとしては初めての海外旅行。

ベトナム語はもちろん英語も話せない。5W1Hも覚えてない。現地に知り合いがいるわけでもない。

頼みの綱は指差し会話帳ベトナム版とスマホのgoogle翻訳のみ。

色んな人に心配された理由が出発直前になってやっとわかる。



空港に到着。

バックパッカーは全然いない。ほとんどの人がスーツケースをゴロゴロ引っ張っている。

予約していたイモトのWifiを借りる。他にも通信会社の窓口はあるのにイモトだけ行列だった。

出国ゲートへ。

液体はカゴに出していたけど、歯磨き粉と石けんで引っかかったw石けんも駄目なんだなあ。

悩みに悩んで買った35リットルのザックは問題なく機内持ち込みできた。

レートは悪そうだったけど、日本円をアメリカドルとベトナムドンに両替しておく。

日本円から0を2桁取って半分にするとドンになる。一番大きい紙幣50万ドンが、2500円。

めちゃくちゃ嵩張るw


飛行機に搭乗。利用したのはJALやANA、LCCではなくベトナム航空。

中国系列は心配だから嫌だ。

ベトナム航空は企業カラーが蛍光水色で、機内のブランケットもその色。

そのとき来てた服も偶然、ユニクロの蛍光水色のパーカー。まったく同じ色。なんか恥ずかしかった。


搭乗から約5時間後、ベトナムのノイバイ空港に着陸。

日本人が全然いない。

バスで1時間ぐらい離れている首都ハノイへ向かうべく、バス停を探す。

「地球の歩き方ベトナム版」に載っていた、86番のツーリストバスに乗りたい。


空港を出てすぐベトナムの交通事情が日本より遙かに危ないのがわかった。

横断歩道を歩いているのに車は止まらない。速度を調整してギリギリぶつからず走り抜けていく。

バス停がよくわからなかったから、バックパッカーを探した。

とりあえずバックパッカーが並んでいるバスを見つけた。

バスの前にいる車掌のオッサンに、「チャンクアンカイ?(泊まるゲストハウスがあるストリート名そのまんま)」と聞いたら、返事が「イエス」だったから乗った。

今思うとイエスだったのかさえわからないから、本当に86番バスかどうかの確証は無い。




料金は先払いだった。紙幣を数えるのにもたつく。ケタが多すぎる…。

たまたま日本人の大学生が乗って、その子もたぶん86番だと言ってたからちょっと安心した。

バスが出発する。

一応、グーグルマップで現在地を把握しておいた。ちゃんとハノイ旧市街方面へ向かっていた。

ポケットWifi持ってきて良かった!

バスにもWifiはあるようだけど。

バスの中から外を見てるだけでも、交通事情が怖い。

調べた通り、右側走行で、赤信号でも右折は可。

速度はそんなでもないけど、赤信号では隙間があればとにかく前へ前へと詰めていくし、ぶつかりそうなぐらいスレスレを追い抜いたり並走する。

交差点で普通に信号無視していくし、クラクションは常に聞こえる。

そろそろゲストハウスの近くだと思っていたら、バスが停車したからとりあえず降りた。降り方がわからないから丁度良かった。

グーグルマップでゲストハウス「はっぴーはうす」を探す。

スリに気をつけつつ歩いた。

ハノイ旧市街は入り組んでいて、どこも同じような景色で、とてもわかりにくいけど、何とかはっぴーはうすを見つけた。

他人の家の横を通り抜けていく。



宿らしき玄関で靴を脱いで階段を登ったら、突然おじさんの声がして驚いた。宿の人だった。

オーナーかと思ったけどヘルパーらしい。

日本語に安心した!

ドミトリーに荷物を置いて、ちょっと一息。

ドミトリー部屋は日本とそんなに変わらない。よくある二段ベッド。

女性のオーナーさん(以下はっぴーさん)が戻ってきたからさっそくレンタルバイク屋へ案内してもらう。

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【補足】

旅を計画し始めた頃、ベトナムでレンタルバイクを借りると決めて、ネットで検索した。
ホーチミンの日本人宿「うさぎや」さんのHPで、レンタルバイク屋も紹介してくれると知り、メールで連絡を取った。
「うさぎや」さんはゴール地点のホーチミンの宿なので、スタート地点ハノイの「はっぴーはうす」さんに連絡をとってくれた。
で、はっぴーはうすさんがレンタルバイク屋を紹介してくれることになっていた。
つまり、まだ見ぬホーチミンのうさぎや→ハノイのはっぴーはうす→ハノイのレンタルバイク屋。という、又聞きの又聞きみたいなややこしいことになっている。
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新規キャンバス

歩いてすぐ、店はあった。その名もスタイルモーターバイク。

店員は落ち着いた雰囲気のイケメンと、明るくておしゃべり好きの2人。

外人に慣れてない島国日本人特有のコミュ障が発動する。

日本一周した程度のスキルはここでは何の役にも立たない。

英語がわからないので、はっぴーさんに全権を委ねる。もし悪人だったら絶対カモられる。もちろんそんなことは無い。

ホンダの110ccか、ヤマハの125ccか、という話になった。

日本限定で旅慣れている本能が叫ぶ。「旅で乗るなら燃費が良くてクラッチ操作が要らない軽いバイク!」と。

それに候補の110ccは、スーパーカブの派生型である。クロスカブを乗り回してるので慣れている。

旅の相棒はホンダ、ウェーブα110ccに決まった。

これが契約書。



3週間のレンタル。180ドルなので、2万円。中古を買うよりレンタルにして正解だった。

デポジットで600ドル、6万6千円くらい払ったが、戻ってくるのでOK。

当日借りてもいいが、宿に駐車場が無いので、翌日受け取りに来ることにした。

ベトナムでの原付の駐車は、歩道に停めたら座ってるオッサンに駐車料金を払うというシステム。

わかりやすい駐車場もあるが、店の前とか大体そんな感じ。

オッサンはたぶん駐車スペースの管理人なんだろうが私服なのでただの暇してる人にしか見えない。

ともあれ、契約も済んだので、旧市街をウロウロしてみる。

スマホをスられるというか、ぶんどられる事もあるらしく、迂闊にスマホを出すのが心配で写真は撮らなかった。

とにかく原付が多い。クラクションは5秒おきには絶対聞こえる。

明日からこの国を走るのかと思うと不安しかなかった。



そして道に迷った。

目印にしようと標識を決めて、しばらく歩き、さあ戻ろうと思ったら同じような標識がいくつもあった。

旧市街はごちゃごちゃしていてどこも似ていて、しかも暗くなったせいで風景と一致しない。

宿の入り口はとてもわかりにくいし、ポケットWifiを宿に置いたままでネットも使えない。

はっぴーさんに電話しようにも電話番号がわからない。

なんという間抜け。

それでも何とか同じ場所を歩き回って、はっぴーはうすを見つけた。

気軽に散歩するはずが冷や汗かいた…。

宿でちょっと落ち着いてから夕食を食べに行った。

観光客向けのレストランにした。

とりあえず入る。店員が来る。英語で何か聞かれるがわからない。相手が諦めて席へ案内してくれる。

席へ着いてから、「あ、何名様ですか?と2階で食べますか?それとも1階で?か」とわかった。

すごい。完全に全てをスルーして着席したw

よく考えれば、日本なら同じ事を聞かれるのに気づかなかった。相手の言葉を理解しようとするんじゃなくて、想像力が大事。

メニューを持ってきてくれたので、英語でミートスパゲッティっぽいのを見つけてそれにした。


食事を摂るだけでこんな感じなので先が思いやられる。

日本人は俺だけ、ぼっちは俺だけ。みんな夫婦やカップル、家族で来ている。とても孤独だった。

日本で一人旅をしても孤独を感じなかったのは、心のどこかで安心していたからだと気づいた。

「会計お願いします」もわからなくて、指さし会話帳で調べてからお願いした。

グーグル翻訳もあるからこっちの言いたいことは伝わるけど、相手の言葉がわからないから駄目だ。




はっぴーはうすに戻り、入り口前で写真を撮る。

ナイトマーケットがあるらしく、旧市街は完全に許容量をオーバーして大渋滞になっていた。




明日、今日ほどではないにせよ、この地獄の交通網を走るのかと思うと気が滅入った。

宿でシャワーを浴びて、9時ぐらいにベッドに寝転がった。とにかく疲れたし、今後の期待より不安がいっぱいだった。

眠ろうとしていたら、日本人ゲスト2人が他の外人ゲストと余裕で英語を話していて、(なんで英語さえ話せないのにベトナム来てしまったんだ俺は…)と、トドメを差されて落ち込んでから寝た。

ベッドの上で意識が途切れるまでクラクションの音は聞こえていた。


_______________________________________
続く




原付でベトナム縦断計画

■渡航前にやるべきことメモ


■ベトナムでの原付について

 1日平均180km、時速30km、6時間走行を目安にしたい。
 法律では50cc以下のバイクは免許不要。
 ハノイのカオザイ通りで購入し、ホーチミンのホァンヴァントゥー通りで売却すると良いらしい。
 『ブルーカード』 という、所有者名や車体ナンバー等が記載されてる証明カードぽいものが付いてる原付が良いらしい。
 右側通行。
 赤信号でも右折専用レーンや、右折可の信号・看板がついている場合は右折可能。
 大きい車が優先。前を走る車が優先。誰もバックミラーなんて見ていない。
 大事なのは周囲の車の流れに乗ることと止まらないこと。
 対抗車に負けたら田んぼにダイブするしかない。

 ホンダ ウェーブ125なら燃費はリッター57ぐらい。
 RONはオクタン価、RON92が日本で言うレギュラーガソリン。RON95がハイオクガソリンらしい。
 リッター93円、19,684ドンぐらい。
 燃料タンクは3.7L。満タンで279円ぐらい、59,000ドンぐらい。
 


■環境と装備

ベトナムの3月の気温
北部ハノイ    最高23℃ 最低18℃
南部ホーチミン 最高34℃ 最低25℃

『地球の歩き方』を読んだ結果、雨季が始まる直前の3月に決定。
北部は名古屋の晩秋、南部は名古屋の真夏に該当し、日差しと砂埃の対策がいる。
服は捨ててもいいレベルの古着を持ってく。

ザックは容量35リットルのバックパック。ジャンルごとに防水スタッフバッグに小分けにする。

・セキュリティポーチ
・パスポート
・航空券(eチケット)
・クレジットカード
・町歩きサブバッグ
・財布
・スマホ
・充電用品(スマホやその他電気製品用)
・ポケットWifiルーター
・ライトダウンジャケット(防寒
・長袖パーカー(日除け
・Tシャツ2
・アンダーシャツ2
・下着2
・靴下2
・ズボン1
・手ぬぐいサイズのタオル2枚
・洗濯用洗剤(機内持ち込みできる100ml容器に入れる
・せっけん(体も髪もこれ
・トイレットペーパー
・鼻毛ハサミ(伸びすぎたらヒゲを切るため
・本「地球の歩き方」
・日焼け止めクリーム
・日除けネックゲイター
・サングラス兼予備眼鏡
・レインウェア
・防水グローブ
・サンダル
・ヘルメット(現地購入



■旅程

ベトナム国道1A号線、地図上の表記は「QL1A」。
ランソン省ドンダンからホーチミンまでの区間はアジアハイウェイ1号線「AH1」の一部。
ダラットに寄る区間だけQL1Aから外れる。
Wifがある安め(400~2000円)の宿に泊まる。VISAが使えたり、外貨両替できるのも条件に加味。


3/2(土)1日目 名古屋→ハノイ
3/3(日)2日目 ハノイ→ニンビン 100km
3/4(月)3日目 ニンビン→ビン 219km
3/5(火)4日目 ビン→ドンホイ 201km
3/6(水)5日目 ドンホイ→フエ 168km
3/7(木)6日目 フエ→ダナン 94km
3/8(金)7日目 ダナン→ホイアン 30km
3/9(土)8日目 ホイアン→クアンガイ 121km
3/10(日)9日目 クアンガイ→クイニョン 176km
3/11(月)10日目 クイニョン→ニャチャン 213km
3/12(火)11日目 ニャチャン→ダラット 179km
3/13(水)12日目 ダラット→ムイネー 160km 
3/14(木)13日目 ムイネ→??? 213km
予備日期間 
3/17日(日)  ???→ホーチミン
3/18(月)17日目 ホーチミン
3/19(火)18日目 ホーチミン→名古屋

19日0時過ぎに飛行機搭乗し、朝に名古屋着。



1日目 名古屋→ハノイ

@日本
 中部国際空港。
 空港でベトナムドンにある程度は両替しておく。


@ハノイ
・ノイバイ空港に到着
 路線バス86番のツーリストバス(オレンジ色)でハノイ市内へ。162 Tran Quang Khaiで下車。徒歩5分で宿。
・宿 ハッピーハウス(日本人宿) 
・バイクをレンタル。 
・時間があれば軍事歴史博物館。

日本人宿 EZ STAY ハノイ




2日目 ハノイ→ニンビン

@ニンビン
・宿 Lam Dat Hotel (VND 186,541
・ムア洞窟 宿から10km
 裏山を頂上まで登ると展望台から望めるチャンアン複合景観は世界遺産。
・タムコック
・ビックドン寺 ムア洞窟から7km
・レストラン ナムホア



3日目 ニンビン→ヴィン

@タンホア(タインホア)は通過
 TUẤN DUYÊN HOTEL 公共Wifi
 Minh Hang Motel
 Villa Motel 現金_外貨両替



・途中に観光地なし

@ヴィン(ビン)
・宿 Thanh Dat 2 Hotel (VND 187,000

Tokyo 2 hotel
Anh Quan Hotel
Binh Minh Hotel





4日目 ヴィン→ドンホイ

・途中に観光地無し

@ドンホイ
・宿 Thuan Loi Hostel

Hoai Thuong Hostel_VISA
Thao Trang Hotel 現金
Motel Lan Huong Dong Hoi _VISA_外貨両替
Lavender Hotel _VISA
Anh Kiệt Hostel  現金





5日目 ドンホイ→フエ

・非武装地帯(DMZ)がある。
 ベンハイ川にかかるヒエン・ルオン橋

@フエ
・宿 サニーAホテル(旧ビンジュオン)

・グエン朝王宮
・大砲(九位神公)
・フエ大教会
・歴史革命博物館

Baloo Hostel_VISA
SOLEIL HOSTEL _VISA
Bon Ami Hostel VISA
Guest House Maika VISA_外貨両替





6日目 フエ→ダナン

・ハイヴァン峠

@ダナン
・宿 Danang Beach 2 Hotel

・ダナン大聖堂
・五行山




7日目 ダナン→ホイアン

・ミーソン遺跡
 世界遺産

@ホイアン
・宿 HaLo HomeStay

・ホイアンの旧市街 ランタンで有名
・日本橋(来遠橋)


チアフル ホイアン ホステル(Cheerful Hoi An Hostel)_VISA
メロディー ブティック ヴィラ ホイアン(Melody Boutique Villa Hoi An)_現金
ホーム ファーム ヴィラ ホイアン(Home Farm Villa Hoi An_現金





8日目 ホイアン→クアンガイ

@クアンガイ
宿 Thanh Lich Guesthouse



9日目 クアンガイ→クイニョン

@クイニョン
宿 Mobu (aka Mot bui) hostel



10日目 クイニョン→ニャチャン

@ニャチャン
宿 Backpack Abode Hostel

・ニャチャン大聖堂


日本語堪能の宿 モジゾイン





11日目 ニャチャン→ダラット

@ダラット
宿 Phuong Hong Guesthouse

・ダラット大教会
・クレイジーハウス




12日目 ダラット→ムイネー

@ムイネー
宿 LongSon MuiNe Backpacker Paradise

・赤い砂丘
・白砂の砂丘
・妖精の渓流




13日目~予備日



17日目 ホーチミン

@ホーチミン
宿 兎屋

EZ STAYサイゴン





18日目 ホーチミン

・1日観光



19日目 0時 タンソンニャット空港から搭乗

@名古屋
 中部国際空港







■言葉

おはよう、こんにちは、こんばんは
シン チャオ

さよなら
シン タン ビエッ

ありがとう
カム オン

ごめんなさい、すみませーん
シン ローイ

はい
ヤァツ

いいえ
ホン

○○に行きたいです
トイムオン ディー ○○

○○はどこですか?
○○ ア ダウ?

降ります(タクシーなど)
トイ スーン

これは何ですか?
カイナイ ラーカイジー?

これをください
チョー トイ カイナイ

あれをください
チョー トイ カイキア

いくつ?どのくらい?
バオ ニュー?

いくらですか?
バオ ニュー ティン?

わかりません
トイホンビエッ

お勘定してください
ティン ティエン

安くしてください
ボッ ディー

高すぎる
マックワ

クレジットカードは使うことができますか?
トイ コー テー ズーン テー ティン ズン ドゥオック コーン?

私の名前は ○○
トイテンラー ○○

私は日本人です
トイラーグイ ニャッバン

どの料理が美味しいですか?
モン ナオ ンゴン?

すごくおいしい
ンゴーン クァー

空港まで行ってください
チョー トイ ディ サンバイ

おつりが足りていません
アン トイ チュア ドゥー

お腹が痛い!
ダウ ブン!




北海道利尻山ツーリングの写真

当ホームページの顔になっている、夕焼けのオロロンラインから望む利尻島。
いつか行ってみたいと考えていた利尻島に行ってきました。



出発は地元の名古屋港。





苫小牧→天塩町。1泊目は鏡沼公園キャンプ場のライダーハウス。
両側の人のいびきがうるさくて寝れず…






利尻島行きのハートランドフェリー。





利尻島を一周する。まずは姫沼。





ヒグマ…





オタトマリ沼

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アザラシがいる仙法志御崎公園




利尻山の登山口、北麓野営場で一泊。
雷雨で雨漏りしてほとんど寝れなかった。


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2日間まともに寝てないのでゲストハウス「ぐりーんひるinn」で一泊。
体長は万全、翌朝は登山できそうな天気!





キャンプ場の登山口から登山開始。愛里寿と一緒に。






登頂達成!

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360度の青色!
礼文島が見える。サハリンもうっすら見える気がする。





北海道の西側が見える。

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景色を眺めると、利尻島は丸い形でその真ん中にいるのが実感できた

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山頂は崩落箇所が多く、近年登山禁止の可能性が高まっている。





携帯トイレブースのある9合目まで下りたところで昼ご飯。





翌日には北海道へ。あとは帰るだけ。雨で疲れて行者ニンニクラーメン





道の駅旭川で道北物産展。





旭川ラーメン





ひたすら南下。





日本一周の知り合いが何人も沈没してるライダーハウス蜂の宿




いつもブレない、心の一筆




漫画ゴールデンカムイにも登場するカムイコタン。





北海道のあちこちに散らばる国鉄の遺産。







以上、北海道利尻山ツーリングの写真でした。

北海道上陸は3回目、日本一周も合わせると見慣れた景色ばかりで新鮮さは無かったです。
でも目的の利尻山を登頂、しかも青空だったんで、良い思い出になったツーリングでした。


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