ジャパリパークの旅 [クロスカブで日本一周・完]

ひとりの旅人が、擬人化したバイクや獣達と綴る、流浪の記録

日本一周航陸日誌0531 Day39

天気は曇り一時雨。

道の駅やよい、で起床。
寝る前から起きたあとまで大型トラックがずっとアイドリングしててうるさかった。
阿蘇の坊中キャンプ場で管理人のおっさんから、『キャンプ場じゃない牛馬のいるところで野宿するとダニで感染症になって死ぬこともある』と教えてもらったので、ダニに比べれば平気だと思うことにする。


テントは駐輪場に張った。初。
だって他に屋根が無いから…。
どの道の駅でも、障害者用駐車スペースは屋根あるしトイレ近いしとても魅力的なんだけど、あそこにテント張ったら人間失格な気がして我慢してる。

道の駅の向かいにコインランドリーがあったので、旅立ってから初めて手洗いではない洗濯機を使った。
ジーンズを1ヶ月以上洗ってないのでそろそろ危ない気がして(;´∀`)

それにしても乾燥機、乾く乾く。
いつもなら手でもみ洗いして、絞って脱水して、走りながら自然乾燥だから、乾燥機の便利さが嬉しいw

スニーカー用洗濯機と乾燥機があったからブーツも洗ってみた。

しかし洗濯と乾燥で700円ぐらい費用がかかることを考えるとやっぱり手洗いが良い。
荷物を減らすために、肌着類は着てるのと合わせて3セットなので数日ためて一気に洗うのもできないし。

綺麗になって気持ち良く出発。

九州最東端の鶴御崎へ向かう。
最果ての例に漏れずどんどん人気が無くなって、到着する頃には誰も見なくなった。

途中で漁港は通るが町からはけっこう遠かた。
カラスとトンビがいっぱいいる。
鶴御崎には駐車場、トイレ、灯台しかない。
おまけに展望も悪くて今までの最果てでは一番寂しかった。

最近、交通量が一切無い所で一人ぼっちだと、早く町へ戻らないと…と胸騒ぎがする。
そういう野宿は怖いとわかってるからだろうなあ。

鶴御崎を後にして、あとはひたすら南下。
途中で道路をタヌキっぽい動物が横切って驚いた。
イヌ、ネコ、シカ、サル、キツネはあるけどタヌキは初めてだった。
動物園巡りしてるだけに動物を轢き殺すのは嫌だ…。


漁港にある海風館で海鮮丼を食いたかったけど定休日だった。

道の駅かまえ、のユッケ丼を食った。
ピリ辛だけど美味しい。
なんで辛いの苦手なのにユッケ丼にした俺は。


ここで雨が降りだした。
久しぶりの雨。
雨のなか、大分県から宮崎県へ入った。

道の駅のすぐ西、国道388はかなり危なかった。
いつ落石してくるかわかったもんじゃないし、落ち葉だらけで、道幅も無い、横は斜面。
久々に怖かった…。
こんなとき、天真爛漫でポジティブなサーバルちゃんがいたらきっと「大丈夫だよ、がんばろう?」って言いそうな気がして、ちょっと元気になるオタク。
推しはギンギツネちゃんとミミちゃんだけど。


やがて山中から川沿いに出た。ほっとする。

何度も言ったが、大分県と宮崎県の日向灘沿いは観光地らしい観光地が無く、昔走ったルートなので、どんどん進む。

夕方に宿の『門川温泉心の杜』に着いた。
この温泉、なんと入浴代込みで2870円。
時間制じゃないぶんネカフェ+温泉よりよっぽど良い。
Wifiがあれば最高なんだけど…。

明日は早起きして宮崎県の『フェニックス自然動物園』へ行く予定。
そのためにカメラの充電が必要なので宿にした。

動物園をまわりまくってるせいで目新しい動物は見かけなくなったが、その代わりに、例えば同じライオンでも動物園によって過ごし方が違うのを思い出したりして楽しんでいる。

ホンドギツネじゃないキツネが見たい。
あとアライさんが洗ってるところを1回は見てみたいんだけど。
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日本一周航陸日誌0530 Day38

連続しての記事投稿になる。これは30日の出来事。



天気は晴れ。もう最近晴れしかない。

阿蘇の坊中キャンプ場で起床。
やっぱり山は冷えるから朝露で濡れる。


昨夜話せなかった日本一周バイク乗りのハチさん、テツさんとたっぷり話し込んだ。

2人ともGSRという偶然。
ハチさんは王道と言うか俺と同じようにバイクにキャリア付けて積みやすくしつつ、なるべく荷物を減らしたいタイプの人で、話してて共感することも多かった。

しかし、テツさんはキャリアが無く、地図も無く、でもバイクカバーやアウトドア用じゃないフライパンを積んでる変態だったw

キャリアが無いので、5つの鞄全てを狭いシートにくくりつけた姿は、旅ライダーの常識から外れすぎてて可笑しくてハチさんと笑いまくった。
サイドバッグの片側だけを持っていたがこれもシートに積む…サイドバッグがサイドバッグじゃないんですけど。

しかも日本一周ルートには珍しい反時計周りで、何から何まで珍しい人だった。


2人と話していたら9時を過ぎていた。
こんなに遅いのは旅立ってから初めてだったが、本当に楽しい時間だった。

Twitterでフォローもしたし、またどこかで会えそうで楽しみ。


キャンプ場を出発し、昨日も見た阿蘇山を走って楽しんだ。
そのまま南下して九州最東端の鶴御崎を目指すつもりだったが、地震の影響で通行止めだったのを忘れていてUターン。

57号線から502号線に切り替わるところにある岡城へ寄った。

そこそこ歩かされるが、石垣が三の丸から本丸までしっかり残っていて、復元した建物も無いので、まさに荒城の様相。

むしろ山の中に石垣や階段があるだけで、他に何も無いほうが、ロマンがある気がする。

夕方に道の駅やよい、に到着。
鶴御崎まで行って戻ると暗くなるので、ラノベを読んだりして時間を潰す。

野宿するつもりだが、温泉を併設しているので夜遅くまで人通りがあるはず。
岡城で汗だくになったから風呂は有難いけれど、悪目立ちするので、ちょっと神経使って野宿することになりそう。

明日は鶴御崎まで行ったあと海沿いを南下したかったがする。
昔も通ったルートだがこのあたりは観光地が少ないのでどうしてもこのルートになりがち。

ところで。
肌着類やTシャツは頻繁に手もみ洗濯しているけれど、ジーンズは1ヶ月履きっぱなしなのでそろそろ洗濯乾燥機を使ってしっかり洗いたい。
臭いはまだ大丈夫だけどやっぱり衛生的に…。
ジーンズは色落ちするとかで1ヶ月洗わない人も普通にいるらしいけど、旅してなかったら普通に洗いたいでしょ。

日本一周航陸日誌0529 Day37

29日の夜は寝落ちしちゃったので今日書いてます。


天気は晴れ。

Nさん宅の駐車場で起床。
Nさんご夫婦に迷惑をかけちゃいかんと思って、5時半には起きて撤収を始めた。
撤収してるうちに、Nさん達も顔を見にきてくれて、またおにぎりやらコーヒーやら頂いてしまった。

撤収しながら旦那さんとまたずっと話していた。
車バイクは丸目が良いとか、戦車の話とか。
俺も10式戦車に乗ってみたい。
なんと自衛隊が洗濯物干すのに使ってるらしい、ゴムロープを貰った。
さっそく今晩使っていて、とても便利です!

ここまで良くしてもらうとお返しがしたかったので、門司港で買ったハチミツ飴をせめてもの気持ちとして渡した。

撤収が終わって出発のとき、Nさんご夫婦とゴンタ君(わんこ)が見送ってくれた。
日本一周が終わってまた九州に来ることがあったら、必ずNさんご夫婦に会いに来ようと思う。

お世話になりました。
ありがとうございました!!!!!


いろんな人に助けられながら旅をしているなあ。

ちょっと感動に浸りつつ昨日も走った長者原へ。
何回来てもいいところです。
九重自然動物園があって気になった。
珍しい動物いるならいつか行こう。

ミルクロードでは、トラクターのおじさんに手振ったら返してくれた。


大観峰へ。
まるで空を飛んでいるようで左腕だけ広げて走ったり。
平日でもバイクがいるが日本一周は見かけなかった。
絶景のパノラマは登山でもしないとなかなか見れないから嬉しい。

大観峰の展望台脇で外人さんが何かの道具を広げてたので聞いてみるとパラグライダーだった。
しかも日本語ペラペラで、俺の地元が名古屋だと知ると、名古屋弁の「でら」を使ってくれた。ノリが良い。

ラピュタの道も見たかったが地震の影響で通行止めだった。残念。

阿蘇山へ。
もちろん登坂なので、うちのクロスカブとのんびり登っていく。
阿蘇だけではないが山のあちこちに怪獣が爪で引っ掻いたような跡があった。
地震の恐ろしさが垣間見える。

草千里ヶ浜も綺麗だった。
ミヤマキリシマが咲いているのが駐車場から見える。
年配のご夫婦から突然お菓子をもらった。
昨日から色々もらってばっかりで申し訳ない!


阿蘇火口までの道路は封鎖中で走れなかったが、昔走ったことあるし十分満足した。
西日本一周中の二人組バイク乗りと、1週間使って九州まわるバイク乗りと仲良くなった。
二人組の旅がいかに心強いかや、各々の装備、思い出を語り合う。
寝るキャンプ場はバラバラだが楽しい時間だった。

寝床は阿蘇山からしばらく下りた坊中キャンプ場にした。
管理人のおじさんは投げナイフやら空手をやっていて、パラグライダーの講師でもあるらい。
キャンプ場の水は阿蘇の湧水らしい。贅沢だ。

キャンプ場には日本一周ライダーが2人もいたがブログが貯まっていたから話す時間を作れなかった。
翌朝話すことにする。

記事書いてるうちに寒くなった。
テントはなるべく日の光がはやく当たる場所に張ったけど翌朝は朝露だろう。

日本一周航陸日誌0528 Day36 優しさに涙

28日は嬉しいこと続きで気持ち良く寝ちゃったので、今日29日に書いてます。
あとから29日分も書きます。



とりあえず28日の回想を。

鉄輪ゲストハウスで起床。
写真撮ってもらったけどサイトには載ったんだろうか。

大分城はほぼ駐車場で、しょぼかった。

九州に来たら走らずにはいられない、やまなみハイウェイへ。
来るのは2回目で、1回目は夏の終わりだったかで景色が緑ではなく茶色だったから、今回は最高だった。

やはり長者原はとびっきり綺麗!!!
写真撮るのにもやる気が入る!!!
あちこちで止まっては撮り止まっては撮り。

そろそろホタルが見えるはずなので、阿蘇は後回しにして九重町の宝泉寺温泉地域へ。

九重ふるさと館が観光案内所を兼ねてたので、ホタルが見えるか聞いたが、「見えません」
………。
ズバッと言われたけど諦めずに、ホタル祭りの開催地である川で待つことにした。
まだ暗くないので暇なので、通りすがりのおばさんにホタル見えるか聞いたら昨日は少し見えたよ、との朗報。
しかも具体的で観光案内所の人より確かだと思った。
そのおばさんの後におばあちゃんが通りかかったので聞いたら同じ答え。
ついでに、野宿するための公衆トイレの場所も聞いたが、近くにはないらしい。

しばらく話していると、さっきのおばさんが戻ってきて会話に参加してくれた。
またトイレや野宿しやすい場所を聞くと、「うちの駐車場に泊める?」と。

内心「ええええええええっ!!?!!??」と驚いた。

やはりちょっと躊躇したが、好意に甘えておばさん(以下Nさん)のお宅の駐車場にお願いすることにした。
Nさんが旦那さんに確認の電話をしてくれてOKも出た。
こんなことになるとは思っていなかったので緊張していた。

駐車場にテントを張らせてもらってる間に、パンとお茶を頂いてしまった。
駐車場貸してくれるうえに食べ物まで貰ってしまって恐縮極まりない。
先日お風呂に入れたので節約のために風呂は入らないつもりだったが、Nさんは温泉で働いているらしく、「言っておいてあげるから」と温泉の都合までつけてもらった。
重ね重ねありがとうございます!
テントを張ったあとホタルを見に行った。

見れても5、6匹かと思っていたが、一度に10匹ぐらいは見れた。
ホタルを見たのは子供の頃だったし日本一周中というのもあって、感動したなあ。

お風呂の時間になるので温泉へ。
『七福温泉』さん。家族風呂と書いてあるけど大丈夫だろうか…と思いつつ受付で声をかけるとNさんが出てきて、温泉に案内してくれた。
まさかの貸し切りでしかも露天!!!
本当に良いんだろうか…と思いつつ入る。
源泉かけ流しだし本当に気持ち良かった。
人がたくさんいる道後温泉や別府より最高だった。

温泉から出て、Nさんが入浴代を払ってくれたことを知った。
夜道だからとランタンまで置いていってくれていた。

見知らぬ旅人なのに、寝る場所、食べるもの、温泉まで。
旅しているから、この好意がどれほど貴重なことかよくわかる。
Nさん宅へ向かって歩きながら、嬉しすぎてちょっと涙が出た。

お家へ着くとNさんの旦那さんがいた。
風呂上がりだからとビールまで頂いた。
本当に良いんだろうか…。

旦那さんも日本一周するのが夢で何度も良いなあ、良いなあ、と羨ましがられたw
アウドドアが好きで話がよ~くわかる。
俺のクロスカブの装備や旦那の趣味について話し込んだ。
まだまだ話せたが夜も更けたのでテントの中へ潜り込んだ。

寝る瞬間まで恐縮しっぱなしだった。
もし、あの観光案内所でホタルが見れないと言われて諦めていたらこの出会いは無かった。
諦めなくて良かったし、宝泉寺温泉周辺の地元の人の優しさに心打たれた1日だった。
この日だけで何回「ありがとうございます」と「すいません」を言ったのかわからない。



日本一周航陸日誌0527 Day35 おんせんちほー

天気は晴れ。

道の駅くにさき、で起床。
車中泊してたキャラバンのオッサンに話しかけられる。

国東半島をぐるっと回って日本最大級のサファリ型動物園『アフリカンサファリ』へ。
ジャパリバス…みたいなバスの中から動物たちにエサをあげる。
鹿はわんさかと寄ってくるが、クマやライオンは食べ方が大人しくて以外だった。
ラクダの鳴き声が「ワンッ!!」に近いと初めて知った。
バスの中からでも敷地面積の広さに驚く。
いままで見てきた網の中の窮屈な動物の姿ではなく、それなりにのびのびしている動物の姿を見れて何だかほわっとした。


お次は日本有数の温泉地、別府へ。

地獄巡りがしたかったので全てまわった。
ケロリン桶を持ち歩いているので、最初の竜巻地獄では受付のおばさんに「ここ温泉じゃないから入れないけどいいですか?」みたいなこと言われたw
すいません写真撮りたいだけですw

赤色、コバルトブルー、緑い色、泥、白色……いろんな色で興味深い。
どこも温泉を活かした観光地になっていて、卵や蒸しプリンやら売っている。

番外の山地獄はクジャク、カバ、カピバラが居て、鬼山地獄はワニ園になっていた。
広いサファリでのんびり過ごす動物、温泉でまったりする動物、大分はストレスフリーな動物が多いw

鬼山地獄にて、俺の後ろでおばさんが「ワニはどうして口開けてるんですか?……無視されちゃった」と。
誰に話しかけたんだろ?と思ったら俺でしたw
そういえば、『ジャパリパーク・スタッフ』って書いてある上着着てたw
まぎらわしいけど脱ぐ気は無いです、ごめんね。

別府に来たらちゃんとした温泉入ってみたかったので、夕方前に宿の鉄輪ゲストハウスへ。

オーナーさんが感じの良い兄さんで、ベタベタせず、かと言って冷たくもなく、過ごしやすい。
ロイヤルエンフィールドの350ccに乗った兄さんと、俺と同じ前期CBR250Rに乗った兄さんが来た。どちらもほぼ同年代で話しやすい。

オーナーさんいわく、動物園見ながら日本一周してる人は初めてだそうですw



ロイヤルさんは仕事のついでみたいで、日本一周をうらやましがっていた。
CBRさんはまだ初心者なのに今年北海道リベンジするらしく、もしかしたらどこかで会うかも!しかも、けものフレンズを知っていて日本一周看板にも気づいてくれた!わーい!
どのアニマルガールが好きかも聞いてくれた!ギンギツネちゃんだよ!!!

鉄輪ゲストハウスは『ばくおん!!』7巻にも登場してて、ばくおん聖地巡礼で来る人もいるらしい。
そこまで知らんかったwでも建物は漫画のまんまですw

飯はオーナーさんに教えてもらった『鳴門うどん』。わかめうどんとカツ丼のセットで600円いかない!しかも一玉でも二玉でも同じ値段!すっごーい!

ギンギツネちゃん(桶)と一緒に温泉入るために別府に来たようなもんなので、温泉はミシュラン3ツ星の『ひょうたん温泉』へ。これも教えてもらった。

目玉の滝湯から、檜風呂、岩風呂、露天、蒸し風呂、砂風呂と色々楽しめて、中庭でまったりできる良い温泉でした。夕方なら560円。

今日は動物園と温泉も楽しめたが、ゲストハウスの中でオーナーや同じバイク乗りと話した時間が特に楽しかった。
ひとりが好きだけどたまにはこういうのも良いな。