WandeR:Automata [クロスカブで日本一周中]

ひとりの旅人と、擬人化されたバイクたちの、流浪のログ

20131205.四国半周ツーリング 4日目



四国ツーリング4日目、この日も朝5時頃に起床。

工事業者のおっさんたちはまだ寝てるので、階が違うとは言え静かに出発準備。

店主さんは昨日のうちに挨拶済ませてあるので、店を出てアヴェンさんのもとへ。


霜でアヴェンさん凍ってるー?!




「おはようございます。ここは天国でしょうか」って気分でした。

冬の風物詩とは言え、昨日は大丈夫だったから驚いたなァ。

凍ってちゃ乗りにくいので、シートはお茶かけて溶かしたりナイフの背でかりかり削ったりして・・・

手がかじかんで震える頃には明るくなってきたから出発したけど、やっぱり寒かった。昨日は氷点下だったし。


バイクも乗り手も冬で辛いのは“朝”ですよね。夏は“雨”ですけど。

ともかく、幡多郷さんを出発。この日は四国最南端から最西端へ北上していくルートでした。



大きな地図で見る


まず321線を北上、天気が良いとは言え寒いので温かい海沿いの7線へ。

どれだけ寒くても日はまた登る・・・ホッとします。





7線の次は、いったん56線に乗ってすぐ34線へ。

宿毛湾を見下ろしながら走っていくのは気持ちよかった!




そして到着しました、外泊(そとどまり)の村。






外泊の地区は「石垣の里」と呼ばれる集落です。

家屋がヒナ段に並んでいるのは面積を広げるためで、石垣は季節風を避けるためだそうです。生活の知恵というわけですね。

ジブリ映画に出てきそうな風景がいくつもあったよ。

すごい急斜面の村で、港と畑がものすごく近い。



村の外周は、石垣で出来たヒナ段の畑で囲まれてる。転んだら下まで落ちていきますw







村の中も石垣と階段だらけで迷路のようでした。これはお年寄りはしんどいだろうなぁ・・・







村の中を歩いてるとまた古風な家屋の休憩所を発見。その名も「だんだん館」、石段だらけだからだろうね。




まだ朝の9時ぐらいだったので、店は開いてなかったんだけど、いかにも余所者風の俺を見かけた店主のおばちゃんが、目の前で看板を【開店】にしてくれましたw

ありがとうございました!


若者の少ない小さな村にライダージャケット来た男がうろうろしてたら目立つに決まってますもの。

う~ん、観光客は誰も居なかったもんなァ。

店の中にコタツ!おばちゃんはまだまだ改装したいって言ってたけど、十分お洒落。



まだ早いからきつねうどんしか作れないですけど…、ということで、きつねうどんを注文。ほんと朝早くにすんません。


石垣の里・・・絶景とはまた違う不思議な景色を静かに楽しむことができました~。


日本の原風景、無理な開発などせずに大事にしてほしいものですね。

時代と共に変化はしても、リゾート地とかにはならないでほしいねぇ。


さて、村を出たら56線をひたすら北上し、いったん宇和島を走ります、久しぶりの街です。

宇和島街道というのがトンネルが連続する道なんだけど、法華津峠のあたりに、なかなか良い風景がありました。

愛媛のみかん畑と宇和の海ですね。




山の急斜面でみかんを運搬するモノレールみたいなのは「モノラック」って言うそうです。運搬用の「台」だから「ラック」。



高知では見なかったけど、愛媛ではあちこちで見かけた。乗ってみたいなぁw


北海道行きの太平洋フェリーで上映されてた、瀬戸内海が舞台のアニメ映画「ももへの手紙」にも登場してたっけ。


ここ、駐車場はありますが、ハイペースで飛ばすトンネルとトンネルの間にあるので、注意が必要です。

おおぅ、細かな気配りですな。


引き続き56線を北上すると、佐田岬側へ行く25線に分岐します。

このあたりの風景がまた田舎らしい~。にゃんぱすー。





25線を走って、八幡市を通り過ぎたら、197線に入ってあとは四国最西端を目指すだけ!

佐田岬までの道「メロディーライン」は景色も良いけど、かなり飛ばせます。

さらに、メロディーラインには佐田岬風力発電事業として、いくつもの風車タワーがそびえ立ってる。






風車タワーのプロペラまで含めた高さは98.7m。大阪の通天閣とほぼ同じ高さだそうです。

尾根に立ってるから余計目立つよね。

11基の風車を見れる「せと風の丘パーク」には風車を見渡せる展望台があったんだけど、工事中で入れなかったので駐車場だけw



でも十分に風車に近いから、翼から「ブォンッ…ブォンッ…」って音が聞こえた。



こっちは20基が並ぶ「みさき風の丘パーク」のはず。大きすぎてうまく写真に収まらないorz




北海道オトンルイ風力発電所の一直線に並ぶ風車も良いけど、こっちは風車に近づける分、面白いかもしれないなァ。


風車群を見つつ、どんどん西へ西へと走って行く。


日本でも上位の細い半島を貫く道なので、先端に近づくほど狭く急坂になっていきましたね。

特に197線メロディーラインが終わって、256線の先端なんて1.5車線しかないし、おばあちゃんが歩いてるのでゆっくり走らないと危険です。



で、ようやく佐田岬!・・・ではなくその手前1.8kmにある駐車場に到着。



マップル見たからわかってたけど、岬までは山中の遊歩道1.8km、片道約20分を歩かなければいけない(泣


下の写真の右上先端が灯台のある佐田岬。あそこまで歩くのですw





「わぁい、九州が見える・・・」とか現実から目を背けてはいけません。


ミカン売りのお婆ちゃんにも励まされるし、看板にも「がんばりましょう!」って励まされます。



ここまで来たら頑張って歩くしかないということで!



遊歩道でも急坂なのでしんどかったです。最果ての地・・・って感じは気持ち良いけど。




太平洋戦争時、佐田岬には豊予要塞があったので、あちこちにその面影が残ってます。




ようやく灯台の根本に到着、ここが四国最西端!九州が大きく見えますねえ。



残るは四国の最北端と最東端だけど、これはまたいつか行こう。


灯台直下の断崖には38式12cm榴弾砲を設置したらしい砲座も残ってました。



次は灯台を見下ろす景色を見るため、少し戻って椿山を登ります。


途中には敵艦を見つける探照灯(サーチライト)の格納庫がいくつか。




椿山を一周するように敷かれたレール上をサーチライトが移動することで、全方位を照射できたようです。

最近は艦これやってるから、何か、色々考えさせられるなぁ・・・ここでたくさんの兵士が大切な人のために戦ってたわけだ。




で到着した椿山展望台。佐田岬と言うとこの景色が一番有名ですかね。




ただ、灯台からでも展望台からでも、入り口の駐車場と景色がそんなに変わらない・・・


ということで、疲れるわりに景色に感動することはありませんでしたw 最西端という達成感はありますけどね。


疲労度も達成感も最南端足摺岬のお手軽さとは大違いでしたね。

宗谷岬でさえ国道のすぐ近くだから、疲労の相乗効果による達成感は確かにあそこにあったねぇ。



日も沈みつつあるので、今夜の宿、ライダーハウス「Wail On」のある三崎港へ来た道を戻る。



ライハが開くまで時間があるので、すぐ近くのムーンビーチ井野浦まで走ることにした。

その途中の風景、佐田岬半島の風車群が見える。




ちょうど写真を撮っていた時に、ライハの管理人さんから「今どちらでしょうか?」「もう来ても良いですよ」とメールが来たので、真っ暗のビーチでUターンして、先に飯を食べに行くことに。


宿の管理人さんがメールしてくれるのはけっこう珍しいことですよね。

律儀な人だよねえ。



漁師の店「まりーな亭」に到着。




三崎港付近は色んな飯屋が並んでますが、「まりーな亭」はマップルに載ってたのでここを選びました。

お客さんはぜんぜん居なかったけど、雰囲気は良い。




店に入ると小学生の女の子がいて、俺を一瞬見てすぐにカウンターの奥に引っ込んでいったから、もしかして店員さんの娘さんかも。


ユーモアもある。誰が作ったか知らんけど似てて上手ですw




おすすめメニューの「みさきの海のお友達丼」が気になったので、注文!


めちゃくちゃ旨そうなの出てきた!






めちゃくちゃ旨そうなの出てきた!!!






大事なことなので2度言いましたね。

見た瞬間にうまいと確信できるぞこれは。



丼に乗っかってるのはタイ、ブリ、アジ、サバ、太刀魚、ちりめん、イクラ、ワカメ。


持ってきたおばあちゃんの説明いわく、ピンク色のふわふわしたのは削りかまぼこで、ワサビを刺身に付けて、とかした生たまごと醤油をかけてから食べるらしい。

いざ、実食・・・




うまぁ―――――い!!!・.。*・.。*(〃´∀`)・.。*・.。*




決して高級食材ではないけれど、獲れたての鮮度を保っている刺身たちと、卵かけごはんの組み合わせが見事!


北海道でうに丼、鮭の親子丼、カニとか色々乗っけた勝手丼を食ったけど、このおいしさには負けるかもしんない。


おばあちゃんが「父親が釣って、息子が料理して、親子二代で作ってるんですよ」って話してくれたけど、それを聞いて余計うまそうな気がしてくるw


さっきの女の子はカウンターの奥で「しっ」とか叱られてたし、さっきのおばあちゃんはやたら店を宣伝してくるので、もしかしたら家族で経営してるのかも。


家族の愛情が伝わりますね。港が見えるほど近いので鮮度は保障されてますし。

これから愛媛行かれる方は絶対にここ寄ってほしい、自信を持ってお薦めできます。


お会計する時、店員の女性(さっきの女の子のお母さんぽい?)に、「北海道や九州でも海鮮丼食べてきましたけど、ここのが一番おいしかったです」と言ったら、『旅の方に言ってもらえると本当に嬉しいです』って笑ってくれました。


また愛媛に来ることがあったら絶対にまた来よう!


冬の旅は辛いですが、来て良かったですね。

ほんとだねえ。


腹も膨れたところで、ライハの管理人さんに連絡し、まりーな亭のすぐ近くにあるライハの前で待つこと数分、管理人さんが原付でやってきたw


1階はガレージで、2階が部屋になってました。




ガレージには管理人さんのらしいずいぶん古そうなバイクが・・・




2階の部屋にあがるとトイレや風呂だけでなく、台所やテレビもあった。ガスファンヒーター使えるとかすごいw

もはやライハと言うより小綺麗なアパートと言ったほうが良いですw




ドミトリーだけどこの日は俺しか泊ま(以下略


二段ベッド。「使ったあと布団畳むとわからなくなるから、そのままにして下さい」という合理的な管理人さん。




少し世間話すると管理人さんは自宅に戻っていきました。ライハは副業だから忙しそうですが、昨日の幡多郷店主さんみたいに良いおじさんでした。

元整備士らしいです。


仕事で慌ただしそうでしたが、もっと話せたら良かったですね。

淋しいことはないけど、この日までネカフェで一人、ライハで一人、ライハで一人だからちょっと退屈だったなァ。

一人旅の旅情は抜群だけどなァ。そんな感じで4日目終了~。



次は5日目の四国最終日、オーナーは今度は何を食したのか。私は楽しみじゃないですがお楽しみに。


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