ジャパリパークの旅 [クロスカブで日本一周中]

ひとりの旅人と、擬人化されたバイクたちの、流浪のログ

72日目 7月3日  長崎で考えたこと

天気は曇り。

ネカフェを7時頃に出発。

この日の楽しみは軍艦島上陸クルーズでした。
でも14時からなので、長崎半島を回ることにした。

まずは南端にある野母崎へ向かう。市街は一気にパスする。原付は10円で渡れる橋があった。

長崎市街の朝の道路は原付だらけで怖かった。
工場や港で働くオッサンや兄ちゃんと思われ、車線に7台ぐらいが無造作に固まって走るので危なっかしくて仕方ない。

海岸沿いの道路からは、軍艦島が望めた。わくわくする。

野母崎の展望台に着いたものの、またしても雲の中で何も見えず。

すぐ近くの華島の展望台は南東側だけ海が見えて良かった。

2つの岬を見たので市街へUターン。

途中で伊王島に寄りました。
リゾート地らしくてちょっと豪華なホテルが見えた。

目的はホテルではなくて、馬込教会。
民家の中にあるけど、きれいな建築だった。

伊王島から出るとだんだん都会に近づく。

大浦天主堂は都会の中にある。
拝観料が必要なわりに中の撮影はできないし人も多いので、今まで見てきた教会のが楽しめます。

奥に進むと世界遺産のグラバー園に入る。

軍艦島クルーズの時間が近づいていたので速足でさっさと見て回った。
園内の建築物の中には資料がたくさんあったのでちょっと残念だったが、とりあえず世界遺産は見たのでOKでしょ。

クルーズの集合場所に着いたが、バイク用駐輪場が無くて困った!都会はいつもこうです…。

クルーズ会社の人に聞いてすぐ近くの『ゆめタウン』という大型モールの駐輪場に停めることができた。

軍艦島にはブラックダイアモンド号という小型船で向かう。

船上からは、イージス艦や世界遺産であるカンチレバークレーンを見ながら、海を行く。
ガイドさんは世界遺産や軍艦島のことについて喋りっぱなしで大変そう。

いったん高島の資料館によって軍艦島の構造について説明を受けてから再度乗船して軍艦島へ。



遠目からその通称のとおり、島というより軍艦、特に戦艦に見えます。

島には一か所しかない船着き場から上陸しますが、台風が近づいていて停泊すると揺れがすごかった。

正式名称 端島、通称軍艦島は海底炭鉱のための島。現在は無人島です。
炭鉱は海底1000mまで伸びており、当時の鉱員は高い給料と引き換えに命がけの採掘を行っていた。

炭鉱へ降りる際は東京タワーぐらいの高さを、ワイヤーで、ほぼ裸で高速で降りていたらしい。
バイク乗りだから風の怖さはよくわかる、頭おかしいでしょ・・・。
新人は炭坑内に降りたとたん気を失っていたそうです!

鉱員の家族も島で暮らすのでその人口密度は凄まじかったそうです。
建物は当時としては珍しい高層建築で、島には火葬場以外のすべての物が揃っていたとか。
三種の神器もほとんどの家庭にあったそうです。
鉱員の労働の過酷さを支えたのは、当時としては高度な生活環境だったんですね。
高層建築だと上下移動だらけで疲れるので、渡り廊下があちこちにあり、島民は雨が降っていても渡り廊下を使うから傘をあまり使わなかったそうな。

とにかく、ガイドのおばさんの話は興味深いものばかりでした。でも、

暑 い で す ! ! !

見学ルートに屋根はなく炎天下なのでかなりしんどいです。
俺は看板の影に隠れたり、人の集団から離れて海風が当たる場所でガイドさんの話を聞いたり、工夫してましたw

行くなら夏以外の時期に行くべきですね。



軍艦島から帰還。
世界遺産『明治日本の産業革命遺産』は日本各地にたくさんあるけど、軍艦島だけで満足できそうですw


せっかくなので望遠レンズを生かして対岸からジャイアントカンチレバークレーンを撮影しました。
すぐ下に行くには予約が必要だそうなので楽ちんですw

台風が近づきつつあったので、さっさと宿をとりました。
ユースホステル長崎カトリックセンターです。これまでのユスホの中でも設備はかなり充実してました。
バイクは車庫に停めれます。

すぐ横には浦上天主堂があって、ライトアップも見れました。
翌日の台風に備えて連泊すると決めたので、夜の長崎を散歩しました。

小学生のころ教科書で見た平和祈念像とか、原爆の爆心地のモニュメントとか。
原爆の爆心地の真上に眩しい月を置いて撮影した写真は、なんだか爆発した瞬間が想像できてしまってゾッとしました・・・。

日本一周の旅ができるのも、平和なおかげですよね。

俺の大好きなアニメ『機動警察パトレイバー』は色んなテーマを持ってるんですが、劇場版の一つは戦争と日常(平和)について考えさせられるものでなんです。
とある登場人物のセリフに「平和とは、戦争の最前線から遠く離れている状況に過ぎない」みたいなのがあって、とても印象に残っています。

長崎は、日本の明治産業、戦争と平和、宗教について考えるきっかけをくれる興味深い大都会でした。
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