放浪オートマタ/クロスカブ

WandeR:Automata/CrossCub

原付ベトナム縦断ひとり旅 回想①

以前、ベトナム縦断計画の記事書きましたが、無事に縦断達成しました!

なので、旅の回想をしようと思い、この記事を作りました。

旅の期間は18日間。2019年3月初めから、ベトナムを走っていました。

それでは、1日目から回想していこうと思います。

質問とかあれば記事の一番下のコメント欄に書き込んで下さい。ツイッターでリプしてくれても良いです。



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1日目。

早朝にアパートを出発し、中部国際空港セントレアへ向かう。

電車に揺られながら、(本当にベトナム行く気か俺…)と緊張してた。

もちろん楽しみもあったけど、不安も大きかった。

海外旅行は未成年の頃に家族と行っただけで当然全て親任せだったから、気持ちとしては初めての海外旅行。

ベトナム語はもちろん英語も話せない。5W1Hも覚えてない。現地に知り合いがいるわけでもない。

頼みの綱は指差し会話帳ベトナム版とスマホのgoogle翻訳のみ。

色んな人に心配された理由が出発直前になってやっとわかる。



空港に到着。

バックパッカーは全然いない。ほとんどの人がスーツケースをゴロゴロ引っ張っている。

予約していたイモトのWifiを借りる。他にも通信会社の窓口はあるのにイモトだけ行列だった。

出国ゲートへ。

液体はカゴに出していたけど、歯磨き粉と石けんで引っかかったw石けんも駄目なんだなあ。

悩みに悩んで買った35リットルのザックは問題なく機内持ち込みできた。

レートは悪そうだったけど、日本円をアメリカドルとベトナムドンに両替しておく。

日本円から0を2桁取って半分にするとドンになる。一番大きい紙幣50万ドンが、2500円。

めちゃくちゃ嵩張るw


飛行機に搭乗。利用したのはJALやANA、LCCではなくベトナム航空。

中国系列は心配だから嫌だ。

ベトナム航空は企業カラーが蛍光水色で、機内のブランケットもその色。

そのとき来てた服も偶然、ユニクロの蛍光水色のパーカー。まったく同じ色。なんか恥ずかしかった。


搭乗から約5時間後、ベトナムのノイバイ空港に着陸。

日本人が全然いない。

バスで1時間ぐらい離れている首都ハノイへ向かうべく、バス停を探す。

「地球の歩き方ベトナム版」に載っていた、86番のツーリストバスに乗りたい。


空港を出てすぐベトナムの交通事情が日本より遙かに危ないのがわかった。

横断歩道を歩いているのに車は止まらない。速度を調整してギリギリぶつからず走り抜けていく。

バス停がよくわからなかったから、バックパッカーを探した。

とりあえずバックパッカーが並んでいるバスを見つけた。

バスの前にいる車掌のオッサンに、「チャンクアンカイ?(泊まるゲストハウスがあるストリート名そのまんま)」と聞いたら、返事が「イエス」だったから乗った。

今思うとイエスだったのかさえわからないから、本当に86番バスかどうかの確証は無い。




料金は先払いだった。紙幣を数えるのにもたつく。ケタが多すぎる…。

たまたま日本人の大学生が乗って、その子もたぶん86番だと言ってたからちょっと安心した。

バスが出発する。

一応、グーグルマップで現在地を把握しておいた。ちゃんとハノイ旧市街方面へ向かっていた。

ポケットWifi持ってきて良かった!

バスにもWifiはあるようだけど。

バスの中から外を見てるだけでも、交通事情が怖い。

調べた通り、右側走行で、赤信号でも右折は可。

速度はそんなでもないけど、赤信号では隙間があればとにかく前へ前へと詰めていくし、ぶつかりそうなぐらいスレスレを追い抜いたり並走する。

交差点で普通に信号無視していくし、クラクションは常に聞こえる。

そろそろゲストハウスの近くだと思っていたら、バスが停車したからとりあえず降りた。降り方がわからないから丁度良かった。

グーグルマップでゲストハウス「はっぴーはうす」を探す。

スリに気をつけつつ歩いた。

ハノイ旧市街は入り組んでいて、どこも同じような景色で、とてもわかりにくいけど、何とかはっぴーはうすを見つけた。

他人の家の横を通り抜けていく。



宿らしき玄関で靴を脱いで階段を登ったら、突然おじさんの声がして驚いた。宿の人だった。

オーナーかと思ったけどヘルパーらしい。

日本語に安心した!

ドミトリーに荷物を置いて、ちょっと一息。

ドミトリー部屋は日本とそんなに変わらない。よくある二段ベッド。

女性のオーナーさん(以下はっぴーさん)が戻ってきたからさっそくレンタルバイク屋へ案内してもらう。

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【補足】

旅を計画し始めた頃、ベトナムでレンタルバイクを借りると決めて、ネットで検索した。
ホーチミンの日本人宿「うさぎや」さんのHPで、レンタルバイク屋も紹介してくれると知り、メールで連絡を取った。
「うさぎや」さんはゴール地点のホーチミンの宿なので、スタート地点ハノイの「はっぴーはうす」さんに連絡をとってくれた。
で、はっぴーはうすさんがレンタルバイク屋を紹介してくれることになっていた。
つまり、まだ見ぬホーチミンのうさぎや→ハノイのはっぴーはうす→ハノイのレンタルバイク屋。という、又聞きの又聞きみたいなややこしいことになっている。
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新規キャンバス

歩いてすぐ、店はあった。その名もスタイルモーターバイク。

店員は落ち着いた雰囲気のイケメンと、明るくておしゃべり好きの2人。

外人に慣れてない島国日本人特有のコミュ障が発動する。

日本一周した程度のスキルはここでは何の役にも立たない。

英語がわからないので、はっぴーさんに全権を委ねる。もし悪人だったら絶対カモられる。もちろんそんなことは無い。

ホンダの110ccか、ヤマハの125ccか、という話になった。

日本限定で旅慣れている本能が叫ぶ。「旅で乗るなら燃費が良くてクラッチ操作が要らない軽いバイク!」と。

それに候補の110ccは、スーパーカブの派生型である。クロスカブを乗り回してるので慣れている。

旅の相棒はホンダ、ウェーブα110ccに決まった。

これが契約書。



3週間のレンタル。180ドルなので、2万円。中古を買うよりレンタルにして正解だった。

デポジットで600ドル、6万6千円くらい払ったが、戻ってくるのでOK。

当日借りてもいいが、宿に駐車場が無いので、翌日受け取りに来ることにした。

ベトナムでの原付の駐車は、歩道に停めたら座ってるオッサンに駐車料金を払うというシステム。

わかりやすい駐車場もあるが、店の前とか大体そんな感じ。

オッサンはたぶん駐車スペースの管理人なんだろうが私服なのでただの暇してる人にしか見えない。

ともあれ、契約も済んだので、旧市街をウロウロしてみる。

スマホをスられるというか、ぶんどられる事もあるらしく、迂闊にスマホを出すのが心配で写真は撮らなかった。

とにかく原付が多い。クラクションは5秒おきには絶対聞こえる。

明日からこの国を走るのかと思うと不安しかなかった。



そして道に迷った。

目印にしようと標識を決めて、しばらく歩き、さあ戻ろうと思ったら同じような標識がいくつもあった。

旧市街はごちゃごちゃしていてどこも似ていて、しかも暗くなったせいで風景と一致しない。

宿の入り口はとてもわかりにくいし、ポケットWifiを宿に置いたままでネットも使えない。

はっぴーさんに電話しようにも電話番号がわからない。

なんという間抜け。

それでも何とか同じ場所を歩き回って、はっぴーはうすを見つけた。

気軽に散歩するはずが冷や汗かいた…。

宿でちょっと落ち着いてから夕食を食べに行った。

観光客向けのレストランにした。

とりあえず入る。店員が来る。英語で何か聞かれるがわからない。相手が諦めて席へ案内してくれる。

席へ着いてから、「あ、何名様ですか?と2階で食べますか?それとも1階で?か」とわかった。

すごい。完全に全てをスルーして着席したw

よく考えれば、日本なら同じ事を聞かれるのに気づかなかった。相手の言葉を理解しようとするんじゃなくて、想像力が大事。

メニューを持ってきてくれたので、英語でミートスパゲッティっぽいのを見つけてそれにした。


食事を摂るだけでこんな感じなので先が思いやられる。

日本人は俺だけ、ぼっちは俺だけ。みんな夫婦やカップル、家族で来ている。とても孤独だった。

日本で一人旅をしても孤独を感じなかったのは、心のどこかで安心していたからだと気づいた。

「会計お願いします」もわからなくて、指さし会話帳で調べてからお願いした。

グーグル翻訳もあるからこっちの言いたいことは伝わるけど、相手の言葉がわからないから駄目だ。




はっぴーはうすに戻り、入り口前で写真を撮る。

ナイトマーケットがあるらしく、旧市街は完全に許容量をオーバーして大渋滞になっていた。




明日、今日ほどではないにせよ、この地獄の交通網を走るのかと思うと気が滅入った。

宿でシャワーを浴びて、9時ぐらいにベッドに寝転がった。とにかく疲れたし、今後の期待より不安がいっぱいだった。

眠ろうとしていたら、日本人ゲスト2人が他の外人ゲストと余裕で英語を話していて、(なんで英語さえ話せないのにベトナム来てしまったんだ俺は…)と、トドメを差されて落ち込んでから寝た。

ベッドの上で意識が途切れるまでクラクションの音は聞こえていた。


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続く




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