放浪オートマタ/クロスカブ

WandeR:Automata/CrossCub

もしもまた日本一周に行くならこの荷物を持っていく

日本一周してる人や準備してる人をたまにツイッターで見かけるので書くことにしました。

軽く自己紹介だけしとくと、日本一周は4月発で計209日、相棒はクロスカブ、野宿や快活、ライハやユースホステル、ゲストハウスなど色んな宿にも泊まりました。
もともと日本のあちこちをツーリングしてたので経験はある方でした。
しかし一度、バイクで日本一周したことで、自分にとっての要るもの要らないものがわかりました。

例えば俺は荷物が少ない方なんですが、ゲーセンに行くのが好きで獲った1/7フィギュアを2体積んだり、サバゲーしたくてエアガン積んだり、ぬいぐるみ積んだり、アニメグッズ買い込んだりしてたので、余計な荷物だけはめちゃくちゃ多かったですw
それもうちのカブの積載量が多かったおかげです。

だからはっきり言って、正解は無いです。
それを踏まえたうえで読んでみて下さい。
日本一周において一般的な春に出発する場合を想定してます。秋出発でも、服が変わる程度ですけどね。



■絶対に持って行くもの

・電子機器
 各個人で違うので省きます。
・1リットルぐらいの超小型防水バッグ
 スマホなど電子機器だけ入れるため。
・ヘルメット用インナーキャップ
 速乾性のもの。これを洗濯すればヘルメットが臭くならない。
・バイク用レインウェア
・ゴム長靴
 カブなので雨の日はこれが最強。
・レイングローブ
 ホームセンターで売ってる中が起毛のゴム手袋が最強。
・テント
 インナーとフライシートの二層型、通気性良くするメッシュベンチレーションが2口あると良し。
・グランドシート
・シュラフ
 越冬しないなら限界0℃程度のもの。モンベルなら#3
・シュラフシーツ
 寒がりorシュラフ内を清潔に保ちたいならお勧め。
・マット
 超コンパクトで厚みのあるエアマットがお勧めだが好みが分かれる。枕使うなら身長より50cm短くても良し。
・枕
 空気で膨らませるヤツ。
・ペグ
 重くてもソリッドステークおすすめ。
・バーナー
 手に入れやすいカセットボンベ缶を使うタイプがお勧め。
・トーチ(ライター)
 バーナーのイグナイター(着火装置)は壊れる想定をしておくこと。
・クッカー
 ソロ用で十分。
・マグカップ
 食事が出てくる宿でも、Myコップが欲しい時もある。
・カトラリーセット
 フォークとスプーン。鉄の味がしにくいチタンだと料理が不味くない。割り箸がどこでも手に入るので箸は不要。
・イス
 ヘリノックスのチェアワンを所有。軽く小さくしたいならチェアゼロ。
・ヘッドランプ
 シェードを使ったり、半透明ビニール袋で包めば簡易ランタンにもなる。
・サンダル
 野宿やキャンプ、宿など使用頻度はかなり高い。
・折り畳み傘
 登山メーカーのものなら圧倒的に小さく軽い。
・手ぬぐいタオル
 1枚。風呂用。体を洗うタオルと拭くタオルは1枚で兼用できる。
・速乾性タオル
 1枚。風呂以外用。
・ソークアップタオル
 1枚。超吸水性のもの。夜露で濡れたテントを拭くため。
・アンダーウェア、パンツ、靴下
 着ているものと合わせて3セット。登山用が最強。2日くらい連続して着たり、ほぼ毎日洗濯すればこれで十分。
・Tシャツ
 必ず速乾性のもの。登山用なら最高。
・化繊中綿長袖ジャケット
 肌寒い時用。登山用ウィンドブレーカーでも良し。フリースは嵩張るし、ダウンは濡れると乾きにくいためお勧めしない。
・ズボン
 着ているものと合わせて2セット。速乾性のもの。ジーンズはなかなか乾かないからお勧めしない。
・石けん
 1個。ボディソープもシャンプーも手洗いも全てこれ1個でOK。
・衣類洗剤
 家からペットボトルに詰め替えて持って行く。
・食器洗剤
 少量でOK。
・保冷バッグ
 洗濯用。100均のものでOK。釣り用折り畳みバケツでも良いがこっちのが安いし破れてもすぐ買える。
・救急セット
 絆創膏やガーゼなど。離島では何が起きるかわからない。
・常備薬
 旅中にとある食堂で食あたりになった。保険証は必須。
・歯ブラシと歯磨き粉
・鼻毛ハサミ
 ヒゲ剃り道具は一切持たずにこれで伸びたヒゲも切っていた。
・予備メガネ
・車載工具
 スパナなど。定期的にバイク屋に行くのが大切。
・ヘッドライトバルブ
 旅中に2回切れた。バイクが倒れた時にクラッチorブレーキレバーが折れる車種ならレバーも。
・結束バンド
・トレットペーパー
 紙の無いキャンプ場はたくさんある。トイレ以外でも色々使える。
・ビニール袋
 ゴミを入れたり、靴が濡れちゃった時にこれを履いて靴を履いて暖を取ったり、何でも使える。
・積載用ショックコード
 積むものが増えた時のため。
・ホムセン箱
 65リットルを使用。
・サイドバッグ
 必ず防水のもの。無ければ小型防水バッグをサイドバッグの中に入れる。カバー付けるタイプは結局濡れる。
・防水バッグ
 40リットル。快活用一式。フロントキャリアに積んでいた。




【服装について】
基本的に、その季節にバイクに乗っていて着るもの&棄てても惜しくない服をなるべく積んで行く。
自分は春から真冬の服を積んで行って大失敗した。
違う季節の服が必要になったら安いユニクロやしまむらで購入し、着なくなったものはお土産と一緒に実家などへ郵送するか、宿の人に聞いてゴミ箱に捨てる。


【洗濯について】
夜か朝に、保冷バッグに服、水、洗剤を入れて、揉み洗いして、手で絞って脱水する。
バイクのミラーに引っかけたり、積載用ショックコードで挟んだりして走りながら風で乾かせば良い。
ひどい油汚れで無ければこの程度で十分綺麗になる。
ハンガーは不要。干すためのロープ、洗濯ばさみは最初は使ったが後半につれてあまり使わなくなった。
コインランドリーは高いし、意外と見つからなかったり、遠かったり、時間を拘束されるため不便。


【風呂について】
これは人によってかなり違う。自分は1日入らないのは別に普通、2日入らないと気分がモヤモヤして、3日はしんどい。
小さい町でも銭湯があるので困らない。
トイレの水道で体を洗う猛者もいるがマナー的にお勧めしない。


【野宿について】
自分は野宿してた身ですが、賛成も反対もしない。
根本的にグレーゾーンな行為であることを理解しなければいけない。
そうすれば何をしちゃ駄目で、どうすれば良いかわかるはず。



■あっても無くても良い物

・ペグハンマー
 キャンプ場なら石ころで代用できる。
・テーブル
・焚き火台
 浪漫は大事。でも積載するのが大変だし薪も買ったり積むとなると大変。
・非常食
 離島に行くことがあるなら持って行く。
・ツーリングマップル
 全国分の6冊?積んでいた。便利だけど邪魔でもある。持ってくなら全国版1冊が良いかも。


■いらないもの

・バイクカバー
・燃料缶
 燃費が悪くタンクが小さい一部の車種なら北海道の一部のルートで要るかもしれない程度。カブなら絶対要らない。
・虫除け
 普通のものは効果がほぼ無い。使うならディード成分の多いガチなやつ。
・タープ
 お洒落にキャンプするなら欲しい。が、毎日そんなことしてられない。
・ランタン
 ヘッ電があるなら要らない。
・ソーラーパネル
 結局4日くらいしか使わなかった。バイクのバッテリーから充電する工作をしといたほうがずっと役立つ。



■バイクの準備

・荷物を積載するパーツ取り付けやバッグの調達。
・各メンテナンスは完璧にしておく。
・保険も見直す。
・バッテリーから充電できるようにすればかなり便利。
・突然荷物が増えても良いだけの余分な空間や手段は確保しておく。



忘れてるものが色々ありそうです…。
荷物を減らすと当然軽くなり、出発準備や撤収も早くなって、気分も楽になります。
「これは必要かな?」と考える程度のものなら持って行かない方が良いです。どこかで買えますし。
一応アウトドア関係で働いてるので質問あったら何でもどうぞ~。


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1人と原付でベトナム縦断②

ベトナム2日目。

ハノイのゲストハウス「はっぴーはうす」で目が覚めた。

腕時計を見ると7時すぎだった。8時にレンタルバイクを引き取ることになっていたしベッドから出る。

昨晩はベッドに潜り込んでからも道路からクラクションが聞こえ続けて、なかなか寝れなかったが、朝はとても静かだった。

まだ他のゲストが寝ている中、静かに準備を完了した。

ベトナム初バイクだから早めに出発したかったけど、日本人以外は時間にルーズだろうと思って、8時15分ぐらいに店に着いた。

しかし店が開いていなくて、「ほんとテキトーなんだなハハハ」と思いつつ、宿に戻る。


そして気づいた、時差という概念に。(遅


そういえばベトナムは日本時間より2時間戻るのを忘れてた。

そもそも腕時計を合わせていなかった。

7時に起きたと思っていたのが実は5時で、8時を過ぎても開店してないのではなくて、まだ6時過ぎたぐらいだった。

仕方ないので宿でスマホをいじって時間を潰す。当時のツイートがこれ。

掃除を始めたヘルパーのおじいちゃんと話したり、他のゲストも起きて出発したり。

だらだら時間を潰してやっと本当に8時になったから、再度、バイク店へ行く。

店員にどう話しかけたらいいかわからないので、シンチャオ(こんにちは)って挨拶した後で、昨日スマホで撮った契約書を見せる。


言葉など不要!!!





昨日会った店員とは言え、俺を覚えていたのかわからないけど、言いたいことは理解してくれたようで、バイクを準備し始める。

おしゃべり(ただし何言ってるか不明)な店員兄ちゃんがウェーブαちゃんに謎の鉄棒をくくり付けだした。




…? あ、これキャリアだわ!!!



すごい。ゴムひもでくくりつけるだけのスーパー簡易キャリアだったw

日本のバイク乗りとしては、これで長距離ツーするなんて信じられないぐらいテキトー。

一応、キャリアが無くてもシート後部にバッグを積載できるようにショックコードは持ってきてあった。

もちろんキャリアがあれば便利。でも途中でキャリアごと落下しそうでとても不安w

そんな不安はよそに、おしゃべり兄ちゃんが燃料計を指さして何か話し出した。めっちゃ笑顔だけど何言ってるかわからん。

何言ってるかわからないけど、「ガソリン満タンだからな」ってことだと勝手に理解しておいた。

「オーケー」を連呼する俺。

次はエンジン始動やシフトチェンジのやり方を教えてくれる。

見た目はスクーター、中身はスーパーカブ!だから操縦には一切の不安は無い。

兄ちゃんは次にヘルメットを持ってきたが、シールドが無かったので、「プリーズ」って言いながらシールドを上げ下げするジェスチャーをしたら、シールド付きに変えてくれた。

すげえ、こんなテキトーで通じるもんなのね。

命を守るヘルメットだけど、持つと不安になるぐらい軽くて貧弱なのがすぐわかった…。

日本で使ってるショーエイのJフォースより圧倒的に軽い。あの軽量メットより軽いとか絶対おかしい。

普段バイクに乗らない人ならそんなに違和感は無いんだろうけど、乗ってる人からしたら怖すぎた。

でも他に無いんだし、仕方ない。

正規ディーラーでも無い限り、ちゃんとしたメットは売ってなさそうだし、それを訪ねる会話力が無いので諦める。



とにかく、準備が完了してエンジン始動。ボボボボボボボ、と聞き慣れた排気音。

共に日本一周を成し遂げた愛車の姉妹機。この子とならベトナムを走りきれる気がした。

別に誰かが見送ってくれるわけでもないので、スーっと出発する。

とりあえず、ハノイ旧市街を出てアジアハイウェイ、略称「AH1」に合流しなければいけない。

グーグルマップで道を確認しつつ、AH1を目指す。

ハノイから、2日目の目的地であるニンビンの街まで、約100km。名古屋から琵琶湖まで走るぐらいの距離だった。

ウェーブαはクロスカブと同じ110ccだから加速も減速も似たようなものだと思ったけど、フロントブレーキが全然効かなくて減速しづらい。

リヤブレーキ多めで、エンジンブレーキに頼ることにした。

日本ならこんな整備はクレームだけど、走ってくれてるのでそのまま進む。

旧市街はまだマシだったけど、大きい道路に出ると交通量が多いからもうすごかった!


怖ぇえええええええええええええええええええええええええ


道路に人権が無い!


歩行者優先なんて優しい考えは存在しない。

「大きくて速い車が強いんだから優先だよ、当たり前だろ」、と真顔で言われている気がした。

水曜どうでしょう班の気持ちがとてもよくわかった。日本人なら「ちょちょちょちょちょっ(汗」ってなるに決まってる。

原付も車も横スレスレで追い抜いていく。

自転車も歩行者もどれだけ車が走っていても道路を横断してくる。というかどの車も止まらないから横断するしかないんだ。

信号待ちでは原付と原付の隙間に原付が入り込んできて、停止線付近はもうぎゅうぎゅう詰めw

日本で例えるなら、4、5台の原付が1車線に横並びする感じ。

信号にはあと何秒で信号が切り替わるかの電光表示があるんだけど、青信号に変わる3秒前くらいには発進しないと、クラクションを鳴らされる。

なぜだ!まだ赤信号なんですけど!

日本と逆の右側通行なのにはすぐ慣れた。というかその程度サッサと慣れないと話にならない。

ただし赤信号でも右折OKだから、青信号でも油断できないw

高速バスはクラクション鳴らしまくって原付を押しのけて突っ走っていく…。

生き残りたい♪生き残りたい♪まだ生きていたくなる~♪

脳内でマクロスFの「ライオン」がループ再生されていた…。




なんとかアジアハイウェイ、AH1に合流。

交通量の多い道では写真を撮るために端に寄るのさえ怖くて、ちょっと慣れて交通量が減った頃にやっと撮れた。

DSC_8790~2

ここだと交通地獄の怖さが伝わらないけど…。

AH1の青看板はわかりやすい。

日本と同じように行き先を示す青看板には、街の名前と方向が表示されていることが多い。

ベトナム文字は、フランスの植民地化以降に普及したローマ字表記に、補助記号が付いているだけだから、とりあえず読める。

例えばホーチミンは「 Hồ Chí Minh 」。

街の名前さえ覚えていれば、その矢印の方向へ進めば良い。

そういう点だけ考えるなら、ベトナムを走るのは簡単かもしれない。




しばらく走ってわかったけど、どうやら車線の区分も日本と逆で、一番左側の車線が車用の追い越し車線、右側が原付。遅い車両ほど右側を走るルールらしい。







だからと言って右側が安全かと言えば、別にそうでもないw

なぜならウィンカー出し逆走が合法なので、逆走する原付は自分から見て右端を走ってくるから。

路側帯みたいな白線があるけど、みんな自由に走ってるので、線の内側が何なのかは不明。

速度制限はわからないけど、60と書かれた看板をよく見たから大体60km制限っぽい。

とにかくベトナムのルールがわからないから、周りを観察してそれに合わせるしかない。

「郷に入らば郷に従え」ということわざがあるけど、あれは例えでも何でもなくて、自分の命を守るためのものだと理解した。

道路は舗装されているが、埃っぽいからマスクを日本から持ち込んで正解だった。

ベトナム人でも運転中にマスクしてる人はたくさんいる。

とにかく自分の常識が一切通じないことを痛感しながら走り続けた。

ちなみに、上の写真でスマホホルダーが取り付けてあるのがわかると思う。でも輪ゴムで止める方式なので怖すぎて使えなかった。

ほんと無茶苦茶w



1時間以上走ってそろそろガソリンが減ったかなと思って燃料計を確認。まだ針は満タンを差している。さすがカブ系、低燃費!

その後30分ぐらい走っても針が動かない。

あ、壊れてるわコレ!

出発前の店員の兄ちゃんの燃料計確認は何だったのか…。あいつめっちゃ良い笑顔だったのに!


ガソリンスタンドを探しながら走ることにする。給油関係のことは日本にいる時に調べておいた。

ガソリンスタンドの外観は日本と同じなのですぐわかる。

なかでもベトナム国営石油会社ペトロリミックスが特にわかりやすい。青地にオレンジ色のPマーク。

ベトナムではガソリンスタンドでスマホを使うのは厳禁。中国製が爆発しまくったせいだ。

だから写真が無い…。

日本と同じようにガソリンだけでなく軽油とかも給油できるから間違えないように、Xăng(サン。ベトナム語でガソリン)と書いてある給油機の前へ。

「Xăng RON」のRONはオクタン価の事。以前はレギュラーとハイオクがあったらしいが今はハイオクしかないらしい。

給油機の前に止めると店員が来るので、シートを開けて燃料タンクの蓋を…、と思ったけど積んでいるザックが邪魔なので、ショックコードごとザックを持ち上げ傾けて、シートを開く。

やっぱりショックコードで積載して正解だった。いちいちザックを下ろしてたら大変だ。

店員には、đầy(ダイ)と伝える。ベトナム語で「いっぱい」、つまり満タン。

給油機のメーターにTỔNG SỐと書いてあるのが合計金額。2万ドンぐらい給油した。

2万ドンは約100円。安いw


燃料計が壊れてるウェーブαちゃんはもちろん走行距離メーターも無いから、走った時間で残燃料を計算するしかない。

G-SHOCK持ってて良かった!

αちゃんの燃料タンクは約3L、整備やオイルが悪いことを加味して燃費はリッター50kmぐらいとして、連続巡航150kmと推測。

時速50~60kmで走ってるから、ガソリンスタンドが見つからない場合を想定して、2時間走ったら絶対給油することにした。




交通事情にビクビクしつつも、街の中でなければ車両人口が過密にならないからまだ走りやすい。

ベトナム北部の乾季は涼しいくらいだし、気温的にはとてもツーリング日和。

とか油断すると轢かれるか誰かを轢くので注意しながら、ひたすら走った。



ハノイから南に約100km。ニンビンの街に着いた。

Bookingドットコムで予約したホテル、「Lam Dat Hotel」を見つけてとりあえず目の前に駐車する。

ホテルと言ってもミニホテルというか安ホテル。

中からお姉さんが現れた。ベトナム語指さし会話帳を見せつつ、予約してきたと伝える。同時にBookingと伝える。

受付カウンターへ案内されて、色々聞かれるが何言ってるかわからない。

このお姉さんは英語ができるっぽかったけど、俺は英語もわからない!

お姉さんが宿泊者のリストを見せてきて、自分の名前があったので「あ、これこれ!○○です!」って感じで伝える。

また何か言われるが、わからない…。

頑張って聞いてみたら「パスポート」っぽく聞こえたのでオウム返ししたら合っていた。

パスポートを渡したらスマホで写真を撮って返却された。そういうことか~。

ベトナムで宿に泊まる手順がわかった。

原付をホテルのロビー内まで入れるように言われた。さらにハンドルロックはしないようにも言われた。

Bookingドットコムに書いてあった「駐車場有り」って、そういうことか~。あともう1台原付駐まってるし。




2階の部屋へ案内される。

日の差す窓は無いけど、ユニットバスで、無料Wifiがついて一泊1000円くらい。安い!すごい!

日本で貧乏旅してたから余計すごく感じる。




もう14時過ぎなのに昼飯を食べてなかったから、ホテルの1階の食堂へ。

メニューにはベトナム語だけでなく運良く英語も書かれていたから、ヌードルを頼んだらフォーが来た。




人生初・フォー。香草が強くて日本には無い味だったけど全然食べれる。美味しい。

部屋でちょっと休んでから、ニンビンの郊外へαちゃんと出掛けた。

ニンビンのすぐ近くに世界遺産チャンアン複合景観がある。

「陸のハロン湾」と言われる、洞窟と川と山の絶景らしい。

しかし駐車場まで行ったところで心が折れた。ハノイ並みに原付と車が多くてめちゃくちゃだった。

ベトナムを走った初日で疲れてたし、近くをぶらぶら走るだけで良いや、と諦めた。よく言えば、柔軟な対応。悪く言えばヘタレ。








まぁ、天気がいまいちだから、見たとしても最高の景色は見れなかっただろうと言い訳しながらホテルへ帰った。




晩ご飯はまたホテルの食堂。メニューに英語で野菜炒め的なことが書いてあったからそれを頼んだ。


茹でたホウレン草?だけが出てきたあああああ





俺が求めていたのは日本的な野菜炒めなんだ!ほうれん草オンリーとか地獄だ…。

この写真を撮ったのが半分ぐらい食ったとき。

味はほうれん草の味しかしない。最後はもう気持ち悪かったけど、残すのは失礼だし頑張って食った…。

量が多くて他のものは食えなかった…。言葉わからないのつらい。



ホテルのお姉さんとちょっと話したというか意思を疎通した(白目) オーナーの嫁なのか娘なのかよくわからない。

中国人か韓国人かって聞かれたけど、日本人だって答えたら何だか嬉しそうにしてた。

どうやら彼女の姉が東京に住んでるらしく、お姉さんのスマホのLINEでテレビ電話することになった。

お姉さんのお姉さんは日本語が上手で、東京でベトナム料理店を開くつもりらしかった。

ベトナムの人って思ってたより気さくで話しやすいんだなあ、ただ単に言葉がわからないから壁を作ってしまうだけなんだ、と実感した。




縦断2日目は全てが初体験で、運転してるだけで精神力使うから、疲れてしまって写真が少ないのが悔しい。

とても濃い一日だった。





原付ベトナム縦断ひとり旅 回想①

以前、ベトナム縦断計画の記事書きましたが、無事に縦断達成しました!

なので、旅の回想をしようと思い、この記事を作りました。

旅の期間は18日間。2019年3月初めから、ベトナムを走っていました。

それでは、1日目から回想していこうと思います。

質問とかあれば記事の一番下のコメント欄に書き込んで下さい。ツイッターでリプしてくれても良いです。



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1日目。

早朝にアパートを出発し、中部国際空港セントレアへ向かう。

電車に揺られながら、(本当にベトナム行く気か俺…)と緊張してた。

もちろん楽しみもあったけど、不安も大きかった。

海外旅行は未成年の頃に家族と行っただけで当然全て親任せだったから、気持ちとしては初めての海外旅行。

ベトナム語はもちろん英語も話せない。5W1Hも覚えてない。現地に知り合いがいるわけでもない。

頼みの綱は指差し会話帳ベトナム版とスマホのgoogle翻訳のみ。

色んな人に心配された理由が出発直前になってやっとわかる。



空港に到着。

バックパッカーは全然いない。ほとんどの人がスーツケースをゴロゴロ引っ張っている。

予約していたイモトのWifiを借りる。他にも通信会社の窓口はあるのにイモトだけ行列だった。

出国ゲートへ。

液体はカゴに出していたけど、歯磨き粉と石けんで引っかかったw石けんも駄目なんだなあ。

悩みに悩んで買った35リットルのザックは問題なく機内持ち込みできた。

レートは悪そうだったけど、日本円をアメリカドルとベトナムドンに両替しておく。

日本円から0を2桁取って半分にするとドンになる。一番大きい紙幣50万ドンが、2500円。

めちゃくちゃ嵩張るw


飛行機に搭乗。利用したのはJALやANA、LCCではなくベトナム航空。

中国系列は心配だから嫌だ。

ベトナム航空は企業カラーが蛍光水色で、機内のブランケットもその色。

そのとき来てた服も偶然、ユニクロの蛍光水色のパーカー。まったく同じ色。なんか恥ずかしかった。


搭乗から約5時間後、ベトナムのノイバイ空港に着陸。

日本人が全然いない。

バスで1時間ぐらい離れている首都ハノイへ向かうべく、バス停を探す。

「地球の歩き方ベトナム版」に載っていた、86番のツーリストバスに乗りたい。


空港を出てすぐベトナムの交通事情が日本より遙かに危ないのがわかった。

横断歩道を歩いているのに車は止まらない。速度を調整してギリギリぶつからず走り抜けていく。

バス停がよくわからなかったから、バックパッカーを探した。

とりあえずバックパッカーが並んでいるバスを見つけた。

バスの前にいる車掌のオッサンに、「チャンクアンカイ?(泊まるゲストハウスがあるストリート名そのまんま)」と聞いたら、返事が「イエス」だったから乗った。

今思うとイエスだったのかさえわからないから、本当に86番バスかどうかの確証は無い。




料金は先払いだった。紙幣を数えるのにもたつく。ケタが多すぎる…。

たまたま日本人の大学生が乗って、その子もたぶん86番だと言ってたからちょっと安心した。

バスが出発する。

一応、グーグルマップで現在地を把握しておいた。ちゃんとハノイ旧市街方面へ向かっていた。

ポケットWifi持ってきて良かった!

バスにもWifiはあるようだけど。

バスの中から外を見てるだけでも、交通事情が怖い。

調べた通り、右側走行で、赤信号でも右折は可。

速度はそんなでもないけど、赤信号では隙間があればとにかく前へ前へと詰めていくし、ぶつかりそうなぐらいスレスレを追い抜いたり並走する。

交差点で普通に信号無視していくし、クラクションは常に聞こえる。

そろそろゲストハウスの近くだと思っていたら、バスが停車したからとりあえず降りた。降り方がわからないから丁度良かった。

グーグルマップでゲストハウス「はっぴーはうす」を探す。

スリに気をつけつつ歩いた。

ハノイ旧市街は入り組んでいて、どこも同じような景色で、とてもわかりにくいけど、何とかはっぴーはうすを見つけた。

他人の家の横を通り抜けていく。



宿らしき玄関で靴を脱いで階段を登ったら、突然おじさんの声がして驚いた。宿の人だった。

オーナーかと思ったけどヘルパーらしい。

日本語に安心した!

ドミトリーに荷物を置いて、ちょっと一息。

ドミトリー部屋は日本とそんなに変わらない。よくある二段ベッド。

女性のオーナーさん(以下はっぴーさん)が戻ってきたからさっそくレンタルバイク屋へ案内してもらう。

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【補足】

旅を計画し始めた頃、ベトナムでレンタルバイクを借りると決めて、ネットで検索した。
ホーチミンの日本人宿「うさぎや」さんのHPで、レンタルバイク屋も紹介してくれると知り、メールで連絡を取った。
「うさぎや」さんはゴール地点のホーチミンの宿なので、スタート地点ハノイの「はっぴーはうす」さんに連絡をとってくれた。
で、はっぴーはうすさんがレンタルバイク屋を紹介してくれることになっていた。
つまり、まだ見ぬホーチミンのうさぎや→ハノイのはっぴーはうす→ハノイのレンタルバイク屋。という、又聞きの又聞きみたいなややこしいことになっている。
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新規キャンバス

歩いてすぐ、店はあった。その名もスタイルモーターバイク。

店員は落ち着いた雰囲気のイケメンと、明るくておしゃべり好きの2人。

外人に慣れてない島国日本人特有のコミュ障が発動する。

日本一周した程度のスキルはここでは何の役にも立たない。

英語がわからないので、はっぴーさんに全権を委ねる。もし悪人だったら絶対カモられる。もちろんそんなことは無い。

ホンダの110ccか、ヤマハの125ccか、という話になった。

日本限定で旅慣れている本能が叫ぶ。「旅で乗るなら燃費が良くてクラッチ操作が要らない軽いバイク!」と。

それに候補の110ccは、スーパーカブの派生型である。クロスカブを乗り回してるので慣れている。

旅の相棒はホンダ、ウェーブα110ccに決まった。

これが契約書。



3週間のレンタル。180ドルなので、2万円。中古を買うよりレンタルにして正解だった。

デポジットで600ドル、6万6千円くらい払ったが、戻ってくるのでOK。

当日借りてもいいが、宿に駐車場が無いので、翌日受け取りに来ることにした。

ベトナムでの原付の駐車は、歩道に停めたら座ってるオッサンに駐車料金を払うというシステム。

わかりやすい駐車場もあるが、店の前とか大体そんな感じ。

オッサンはたぶん駐車スペースの管理人なんだろうが私服なのでただの暇してる人にしか見えない。

ともあれ、契約も済んだので、旧市街をウロウロしてみる。

スマホをスられるというか、ぶんどられる事もあるらしく、迂闊にスマホを出すのが心配で写真は撮らなかった。

とにかく原付が多い。クラクションは5秒おきには絶対聞こえる。

明日からこの国を走るのかと思うと不安しかなかった。



そして道に迷った。

目印にしようと標識を決めて、しばらく歩き、さあ戻ろうと思ったら同じような標識がいくつもあった。

旧市街はごちゃごちゃしていてどこも似ていて、しかも暗くなったせいで風景と一致しない。

宿の入り口はとてもわかりにくいし、ポケットWifiを宿に置いたままでネットも使えない。

はっぴーさんに電話しようにも電話番号がわからない。

なんという間抜け。

それでも何とか同じ場所を歩き回って、はっぴーはうすを見つけた。

気軽に散歩するはずが冷や汗かいた…。

宿でちょっと落ち着いてから夕食を食べに行った。

観光客向けのレストランにした。

とりあえず入る。店員が来る。英語で何か聞かれるがわからない。相手が諦めて席へ案内してくれる。

席へ着いてから、「あ、何名様ですか?と2階で食べますか?それとも1階で?か」とわかった。

すごい。完全に全てをスルーして着席したw

よく考えれば、日本なら同じ事を聞かれるのに気づかなかった。相手の言葉を理解しようとするんじゃなくて、想像力が大事。

メニューを持ってきてくれたので、英語でミートスパゲッティっぽいのを見つけてそれにした。


食事を摂るだけでこんな感じなので先が思いやられる。

日本人は俺だけ、ぼっちは俺だけ。みんな夫婦やカップル、家族で来ている。とても孤独だった。

日本で一人旅をしても孤独を感じなかったのは、心のどこかで安心していたからだと気づいた。

「会計お願いします」もわからなくて、指さし会話帳で調べてからお願いした。

グーグル翻訳もあるからこっちの言いたいことは伝わるけど、相手の言葉がわからないから駄目だ。




はっぴーはうすに戻り、入り口前で写真を撮る。

ナイトマーケットがあるらしく、旧市街は完全に許容量をオーバーして大渋滞になっていた。




明日、今日ほどではないにせよ、この地獄の交通網を走るのかと思うと気が滅入った。

宿でシャワーを浴びて、9時ぐらいにベッドに寝転がった。とにかく疲れたし、今後の期待より不安がいっぱいだった。

眠ろうとしていたら、日本人ゲスト2人が他の外人ゲストと余裕で英語を話していて、(なんで英語さえ話せないのにベトナム来てしまったんだ俺は…)と、トドメを差されて落ち込んでから寝た。

ベッドの上で意識が途切れるまでクラクションの音は聞こえていた。


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続く